「審判を攻撃?」 メッシ、疑惑の“ボール蹴りつけ”が反響拡大「守られている」
激しいチャージを受けながらファウルが吹かれなかったことにフラストレーションが爆発
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間10月31日のリーガ・エスパニョーラ第8節アラベス戦(1-1)でノーゴールに終わった。そのなかで、審判に対する行動が非難の対象となり、反響が拡大している。
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試合は前半31分にアラベスが先制。先手を取られたバルセロナは、後半18分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが今季リーグ戦初ゴールを決めて同点に追いついた。しかし、その後に勝ち越すことはできず、敵地で勝ち点1獲得にとどまった。
波紋を呼んでいるのが、前半39分のシーンだ。
敵陣ペナルティーエリア手前でスペイン代表FWアンス・ファティから縦パスを受けたメッシがカットインを仕掛けようとしたが、アラベスDFフロリアン・ルジューヌの激しいチャージでボールロスト。相手に腕を掴まれているようにも見えるが、ファウルの笛は吹かれずにプレーは流れた。
直後にプレーが途切れてバルセロナボールとなった瞬間、メッシはアレハンドロ・エルナンデス主審に詰め寄り、両手を広げて判定に抗議。フラストレーションを吐き出すように、転がってきたボールを左足で蹴り飛ばした。
このメッシの行為に対して、イエローカードが出されたが、2017年にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(当時レアル・マドリード/現ユベントス)がスペイン・スーパーカップで審判を小突き、5試合の出場停止処分を受けた例もあるだけに、海外メディアでも議論となっている。
メキシコメディア「mediotiempo」は「メッシは審判を攻撃しようとした?」との見出しで、「アルゼンチン人選手は審判の判定にイライラし、ボールを蹴った。審判には当たらなかったのでレッドカードにはならなかった」と言及。また、イスラエルメディア「mako」も「守られたメッシ」として、「審判にボールを蹴ってもイエローカードだけ。ネット上で議論を巻き起こす」と伝えている。
スーパープレーでファンを沸かせるメッシと言えど、今回の行動に関しては非難は免れなそうだ。