バルサ、バルトメウ会長の辞任発表 クラブの舵取りへ批判集中…“急転直下”の退陣劇に

バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任を決断【写真:Getty Images】
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任を決断【写真:Getty Images】

不信任投票を目前に控え自ら辞任の可能性を否定も…批判の声に“限界”へ?

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が急転直下の辞任を決断したようだ。クラブ公式サイトが速報で伝えている。

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 バルトメウ会長は現地時間27日夜に会見を開き、「常にバルサへ多くの犠牲を払ってきた私の仲間たちによる、よく考えられて、穏便な合意に基づく、全体的な決定となりました」と“円満辞任”であることを発信している。

 昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)敗退時、ファンから退陣要求が噴出しながらも職務を続けたことについては「最も簡単なのは辞任することだったが、これ以上決断を引き延ばせなかった」とし、「誰が新しい監督を見つけたのか、誰が移籍を処理したのか、誰がレオ・メッシを残留させるために戦ったのか、誰が予算削減を実行したのか」と、コロナ禍で厳しい状況下に置かれたクラブの舵取りを、会長として責任を持って全うせざる得なかったことを強調している。

 バルトメウ会長は先日、不信任投票を目前に控えるなか、辞任の可能性を否定。一方で、今夏の移籍市場ではウルグアイ代表FWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)らを“構想外”とし、大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも退団目前まで至る危機的状況のなかで、会長に対する批判は高まっていた。最終的にはその批判の声に「限界へと追いやられた」(スペイン紙「マルカ」)との指摘もある。ロナルド・クーマン新体制の中で混乱が続くバルサは、新会長を迎えての立て直しとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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