エメリ監督、久保建英の“1得点2アシスト”への評価は? 「期待していた仕事を…」
5-3で勝利したELスィヴァススポル戦後、久保について言及
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間22日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節スィヴァススポル戦に先発フル出場し、1ゴール2アシストの大活躍で5-3の勝利に大きく貢献した。スペイン紙「AS」によると、ウナイ・エメリ監督も試合後に久保の活躍について言及している。
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今季のリーガ・エスパニョーラで開幕から6試合連続ベンチスタートとなっていた久保は、終盤での投入が続き、リズムをつかめない時期を過ごしてきた。そうしたなか、ミッドウィーク開催のEL初戦という重要な一戦で、結果を残した。
前半13分にナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼが放ったシュートのこぼれた球を押し込み、移籍後初ゴールをゲット。その7分後には右サイドからのパスを受けて絶妙なスルーパスを送り、コロンビア代表FWカルロス・バッカの追加点をアシストした。さらに2-2で迎えた後半12分に左CKのキッカーを務めると、左足でアウトスイングの鋭いクロスを供給。これをDFフアン・フォイスがヘディングシュートで合わせ、この日2アシスト目を記録した。
その後3-3となった試合は、途中出場のスペイン代表FWパコ・アルカセルの2得点によってビジャレアルが突き放し、5-3でなんとか勝利をものにした。
「我々を信じる人間は自分たちを救うことができる。その能力をより良く成長するために、そういった立場をとらなければと。勝利に満足しているし、この大会とリーグ戦でチームをマネジメントする自信を与えないといけない」
このように試合後のフラッシュインタビューで語った指揮官は、殊勲の久保についても次のように語っている。
「彼に期待していた仕事をやってくれた。久保だけでなくサム(チュクウェゼ)、(イェレミ・)ピノもそうだ……競争することは良くて、一つ勝つことができて良かった」
1ゴール2アシストという大活躍を見せても、他選手の名前を挙げながら並列に見ていることを強調するのはエメリ監督らしいが、この日の久保の働きぶりは指揮官にも大きく印象付けたはずだ。