リバプールFW、マーカー幻惑の“技あり股抜き”に賛否 「なんて美しいんだ」「ダイビング?」

リバプールFWフィルミーノ【写真:Getty Images】
リバプールFWフィルミーノ【写真:Getty Images】

後半3分、対峙したアヤックスDFスフールスを華麗なテクニックで粉砕

 リバプールのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは現地時間21日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦のアヤックス(オランダ)戦に先発出場。ゴールのないまま、後半15分にポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタと交代になったが、試合中に見せた鮮やかな股抜きに海外メディアが注目している。

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 リバプールはフィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネ、エジプト代表FWモハメド・サラーの3トップでスタートした。なかなかチャンスを作れないなか、前半35分に左サイドからのスローインを受けたマネがドリブルでペナルティーエリア内に侵入。強引にシュートを放つと、ボールはアヤックスDFニコラス・タグリアフィコの足に当たってコースが変わり、相手のオウンゴールでラッキーな形で先制点を手にした。

 フィルミーノはシュート計2本を放ったものの、徐々にアヤックスにボールを握られる時間帯が増えたこともあり、後半15分にポルトガル代表FWジョッタと交代。ジョッタ、日本代表MF南野拓実、スイス代表MFジェルダン・シャキリと“総入れ替え”になった3トップは、連係プレーも含めてチームを活性化し、敵地で苦しむなかでも存在感を示した。

 60分間のプレー時間のなかで、フィルミーノが自慢のテクニックを見せたシーンの一つが後半3分だ。左コーナー付近からゆっくりとドリブルを仕掛けたフィルミーノは、対峙したアヤックスDFペール・スフールスの足幅が広がった瞬間、相手の股下にボールを通すとともにギアアップ。ゴールライン際をえぐってゴール前への侵入を試みたが、スフールスの手が体にかかったこともあって転倒した。

 ファウルをアピールしたフィルミーノだが、主審の判定はノーファウル。アヤックスボールでプレーは再開された。

 テレビチャンネル「Eleven Sports」ポルトガル版公式インスタグラムは、「そんなことするのは止めて」と股抜き動画を公開すると、「なんて美しいんだ」との称賛の声も。「フィルミーノはダイビングのライセンスを取得しているのか?」という否定的なコメントには、「少なくともこれは安い技ではない」と高難度のテクニックだと主張するファンもいた。

 この日は、代わりに3トップの中央に入った南野がアピールに成功。今後はレギュラーのフィルミーノにも結果が求められることになりそうだ。

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