「悪夢は続いている」 英代表DFマグワイア、警告2枚退場…“暴行事件”以降の苦難を英指摘

レッドカードを提示され、立ち尽くすマグワイア(右)【写真:Getty Images】
レッドカードを提示され、立ち尽くすマグワイア(右)【写真:Getty Images】

英代表DFマグワイアがネーションズリーグ・デンマーク戦で前半31分までに退場

 マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアは現地時間14日行われたUEFAのネーションズリーグ(NL)第4節のデンマーク戦に先発するも前半31分までに2枚のイエローカードを受けて退場処分となった。8月にバカンス先のギリシャで逮捕されて以降、パフォーマンスも下降気味で英メディアは「悪夢は続いている」とセンターバックの苦難を報じた。

 マグワイアは前半5分にこの日最初のイエローカードを受けると、同31分には自身のトラップミスからボールを奪われた後にスライディングタックルで相手選手を倒してしまい、2枚目のイエローカードで退場処分となった。

 これで数的不利を背負ったイングランドは同35分にPKから失点し、そのまま0-1で敗れた。

 英公共放送局「BBC」は「8月にギリシャで逮捕されて以降、このディフェンダーは苦しんでいる」とし、マグワイアがオフシーズンのバカンス先で暴動騒ぎを起こしてからパフォーマンスは下降気味であると指摘。さらに英ラジオ「talkSPORT」もピッチ内外でのトラブル続きで「ハリー・マグワイアの悪夢は続いている」との見出しで報じている。

 英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で解説を務める元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏も「彼はラッキーだった。あのタックルは足を破壊するものだった。この4週から6週間の彼のひどい時間を要約したものだった」と苦言を呈している。

 「BBC」によれば、イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督は「彼は難しい時を過ごしている。自分のことをよく知る必要がある」と擁護している。マグワイアは所属のマンチェスター・ユナイテッドでも低調なプレーが続いているだけに、どこかでこの悪い流れを断ち切る必要がありそうだ。

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