森保ジャパン、2列目活性化へ「南野×久保」共存は新たな可能性? 今遠征わずか6分間の競演

カメルーン戦で6分間ともにピッチに立ったMF南野拓実とMF久保建英【写真:Getty Images】
カメルーン戦で6分間ともにピッチに立ったMF南野拓実とMF久保建英【写真:Getty Images】

【日本代表|2列目考察】カメルーン戦で6分間ともにプレー 南野「プレー時間が長くなれば…」

 森保一監督率いる日本代表は、オランダ・ユトレヒトで国際親善試合カメルーン戦(0-0/9日)と、コートジボワール戦(1-0/13日)のアフリカ勢2連戦を戦った。“オール欧州組”で臨んだ今回のオランダ遠征は、昨年12月のE-1選手権以来10カ月ぶり、今年に入って初めての代表活動となった。1勝1分で2試合連続無失点に抑えた森保ジャパンだが、得点はセットプレーからのDF植田直通(セルクル・ブルージュ)のダイビングヘッド弾のみで、攻撃陣は“沈黙”。注目の2人、“新10番”MF南野拓実(リバプール)と19歳MF久保建英(ビジャレアル)の競演は、わずか6分間のみだった。すでに決定している来月の国際親善試合メキシコ戦(現地時間11月17日/オーストリア)では、「南野×久保」の共存が新たな可能性を示すのではないだろうか。

 ともにピッチに立ったのは、2試合でわずか6分間だけだった。カメルーン戦、後半からチームが3バックに変更したなか、南野は左シャドーに入った。後半20分にはMF堂安律(ビーレフェルト)に代わって久保が途中出場。右シャドーを務め、南野が下がるまでのわずか6分間ともにプレーした。

 これまで2人は、久保がA代表デビューを果たした昨年6月以降、9月と10月の代表活動でともに招集。だが、一緒にピッチに立ったのは9月の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)のみだった。南野がフル出場を果たした一戦で、久保はハーフタイムに途中出場。45分間ともにプレーした。

 カメルーン戦は2度目の競演で、わずかな時間ながら南野にとっては好感触だった模様。「今後もプレー時間が長くなれば、チームにとってプラスになる。一緒にプレーすることがあればコミュニケーションを取って、お互いの良さを生かしていければ良い」と、時間をかけて連係を構築させることに期待を寄せていた。

 それには理由がある。初めて競演を果たす前の昨年6月エルサルバドル戦(2-0)では、南野と久保が交代。10月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選タジキスタン戦(3-0)でも入れ違いだった。さらに、今回のコートジボワール戦でも先発した久保と南野が交代している。これまで入れ替わることも多く、一緒にピッチに立ったのは計51分間と、なかなかプレー時間をともにすることがなかった。

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