南野拓実、“フィルミーノ超え”データにリバプール地元紙注目 次節“ダービー”の先発起用を推奨
クロップ監督が求める前線からの守備、南野の数値はフィルミーノを上回る
リバプールの日本代表MF南野拓実について、英地元紙「リバプール・エコー」が守備面でチームに大きく貢献していることをデータを基に指摘。「リバプールはようやくロベルト・フィルミーノの代役を見つけたかもしれない」と見出しを打ち、日本人アタッカーのチーム内での存在感が増していることを紹介している。
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今年1月にリバプールに加入した南野は、今季はまだリーグ戦でのゴールこそないものの、9月24日のカラバオカップ4回戦のリンカーン・シティ戦では2ゴール1アシストをマークするなど、徐々に頭角を現しつつある。
このリンカーン戦での南野の活躍について、同メディアは「この試合だけで、リバプールの背番号18(南野)がチームの前線の要としてフィルミーノに取って代わることのできる存在であると証明されたわけではない」としつつも、「ユルゲン・クロップ監督が最も重視する前線からの守備という点で、南野はフィルミーノと類似のスキルを兼ね備えていることを限られた時間のなかで示した」と指摘。守備面において、センターフォワードの一番手であるブラジル代表FWロベルト・フィルミーノに引けを取らないパフォーマンスを見せたと分析している。
その根拠となっているのが、南野とフィルミーノに関係したデータだ。2017-18シーズン以来、フィルミーノの相手選手へのプレス回数は1試合平均22.9回。これに対して、南野のこれまでのプレス回数の1試合平均は24.1回だった。
加えて、南野がプレスをかけた場合、チームは34.1%の確率で5秒以内に相手からボールを奪い返しており、このプレス時の成功率はフィルミーノの数値(29.2%)を上回る。また、南野はアストン・ビラ戦でもチーム3位となる15回のプレス回数を記録していて、前線からの守備でチームに大きく貢献していることがデータからも証明されているという。