エメリ監督の“保守的采配”をスペイン人記者が断罪 「久保はビジャレアルでトップ4、5の選手」

ビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】
ビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】

獲得を熱望したとされるなかで、リーグ戦5試合で出場時間54分のみという“冷遇”ぶり

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は今季、開幕から5試合連続でベンチスタートと思うようにプレー時間を得られておらず、ウナイ・エメリ新監督の起用法に疑問の声も上がり始めている。米スポーツ専門局『ESPN』のスペイン人記者グラハム・ハンター氏は、「さあ、“タケ・タイム”だ」と積極的な起用を推奨している。

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 今季開幕前にレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍した久保は、ここまで熾烈なレギュラー争いのなかで苦戦を強いられている。久保の獲得を熱望したと伝えられているエメリ監督だが、ナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼとスペイン人MFモイ・ゴメスが両サイドのファーストオプションとし、開幕から5試合連続で日本人アタッカーを先発起用せず。限られた出番で久保が輝きを放った試合もあったが、総出場時間54分という状況に少なからず起用法を疑問視する声が上がっている。

 記事では、「レアル・マドリードからビジャレアルへのレンタルは、選手とクラブにとって奏功するように見えた。しかし、現時点でクボはイエローサブマリンで良いスタートを切れていない。ウナイ・エメリ監督が『恐ろしいほど保守的すぎる』という意見に同意できるか?」と現状に言及。そのうえで、改めて久保のポテンシャルの高さを主張している。

「スキル、相手に与える脅威、テクニカルなドリブル、自信を踏まえると、クボは間違いなくビジャレアルでトップ4、トップ5の選手だ。それでも今はチームの“16番目の選手”に過ぎない。彼は完全に当惑しているだろう。エメリ監督はクボを浪費している。彼は勤勉なモイ・ゴメスよりも優れたフットボーラーだ。(スペイン代表FW)ジェラール・モレノの後ろで(トップ下として)素晴らしい創造力を発揮する。エメリ監督が信頼を置くことに関して言えば、遅れが生じている。イエローサブマリンの真の特徴とフィットした時、クボのエンターテインメント性は増すだろう。さあ、ウナイ、“タケ・タイム”だ」

 久保はインターナショナルウィーク明けの第6節バレンシア戦以降、定位置奪取へチャンスを掴めるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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