遠藤保仁、低迷する磐田のJ1復帰に“挽回”を宣言 「ここであきらめるのは簡単」

ジュビロ磐田に移籍した元日本代表MF遠藤保仁【※画像はスクリーンショットです】
ジュビロ磐田に移籍した元日本代表MF遠藤保仁【※画像はスクリーンショットです】

自動昇格圏内の2位と16ポイント差の13位も、「十分間に合うところにいる」

 J1のガンバ大阪からJ2のジュビロ磐田へ期限付き移籍した元日本代表MF遠藤保仁は、6日の練習後に入団会見を行い、チームのJ1昇格に自信を見せた。

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 G大阪で20年目を迎え、J1リーグの最多出場記録を更新した遠藤だが、今季は出場が11試合、先発出場は3試合にとどまっていた。そうした背景もあるなかで、1年でのJ1復帰を目指す磐田への期限付き移籍を決断。新生活の宿泊先についても「まったく決めていないです。でも、寝る場所があれば大丈夫」と言う百戦錬磨のベテランは、J2で13位と低迷し、J1昇格圏の2位となるアピスパ福岡との勝ち点差が「16」もある状況でも、磐田のJ1復帰をあきらめていない。

「残り試合を考えても、十分に間に合うところにいると思っていますし、福岡が良い例のように連勝すれば一気に上に行く可能性もあります。ここであきらめるのは簡単なこと。1試合1試合、勝ち点3が取れればいいですけど、難しい試合があるかもしれません。それでも、より多くの試合で勝ち点3を取れば、十分、可能性は残っていると思っています」

 G大阪には磐田から期限付き移籍しているDF新里亮がおり、磐田にもG大阪で遠藤とチームメートだった元日本代表MF今野泰幸、MF大森晃太郎といった選手もいる。だが、遠藤は磐田の情報については、ほとんど聞かなかったという。

「大阪より田舎だよというのは聞きました。新里とは、ガンバの時に一緒にやっていましたが、僕がこっちにくるということで話したことはないですね。あと、今野と大森も(磐田に)いますが、あんまり聞いていません。何も情報を入れずに、こっちに来ています。ただ、のどかで良い場所だなと思います」

 事前情報を入れなかったものの、しっかりと初日の練習からアンテナは張った。「実質3時間くらいしか、選手、スタッフと仕事をする時間はなかった」という遠藤だが、4日の京都戦(1-1)を戦ったリカバリー組から向けられた視線を感じながらトレーニングを行い、自身のプレーもアピール。「若い選手も気軽に話しかけてくれて、またガンバと違う良い雰囲気で練習することができました」と語った。

 磐田の主力組が遠藤の初練習を注視した一方で、遠藤も彼らのプレーを確認し、頭に刷り込んでいく。直近の京都戦の感想を問われ、「前半のような戦い方ができれば、非常に手応えがあるんじゃないかなと思っています。監督が代わって最初の試合ということで、うまくいかないこともあったと思いますが、もう2、3回、試合を見直したいなと思いますし、出ていた選手の特徴を頭に叩き込みたいと思います。週末までにはもう少し繰り返して見て、イメージを膨らませたいなと思います」と、少しでも早くチームに溶け込むために、労を惜しまない決意を語った。

 日本代表としても歴代最多となる152試合の出場を誇る司令塔は、苦しむ磐田をJ1昇格に導くことはできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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