久保建英、1年ぶりの代表招集で見えた“違った景色” 「渡り合った自信は自分の中にある」

1年ぶりの代表招集となった久保建英【写真:©JFA】
1年ぶりの代表招集となった久保建英【写真:©JFA】

1年ぶりの代表招集となった久保建英、リーガでの経験に手応え 「一段階上の選手となれている」

 日本代表は5日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合カメルーン戦(9日/日本時間午後9時)とコートジボワール戦(13日/日本時間午後11時45分)に向けて、現地で合宿を開始した。今回は新型コロナウイルスの影響もあり、初めて国内組は招集せず、海外組だけで構成。昨年12月のE-1選手権以来10カ月ぶりの活動となる。昨年11月にU-22日本代表合宿に参加していた日本代表MF久保建英(ビジャレアル)にとっては、昨年10月以来1年ぶりのA代表招集となるが、リーガ・エスパニョーラで手にした自信を口にした。

 昨年10月以来のA代表招集となった久保。昨夏にスペイン1部レアル・マドリードへ完全移籍し、開幕後にマジョルカへ期限付き移籍した。リーガ・エスパニョーラ1年目の挑戦でも35試合に出場して4ゴール4アシストという結果を残した。特に新型コロナウイルスでの中断明けはハイパフォーマンスを見せ、レアルやアトレティコ・マドリードなど強豪相手でも実力を発揮。この経験は久保にとっても大きな手応えとなり、代表に合流しても揺るがない“自信”となったようだ。

「去年1年間分の実績を積んできた。確かな自信となって自分の中にあるので一段階上の選手となっていれているかなと思っている。向こうも国を戦っている選手で、いつものクラブを代表している選手と戦うのとは違った感覚だと思うので、そういうのを掴んでいけたらいいかなと思う」

 久保は今季、ビジャレアルに期限付き移籍している。クラブではここまで熾烈なレギュラー争いのなかで苦戦を強いられており、開幕から5試合連続で先発起用されていない。開幕節ウエスカ戦(1-1)では後半32分、第2節エイバル戦(2-1)は後半40分、第3節バルセロナ戦(0-4)は後半29分、第4節アラベス戦(3-1)は後半30分、第5節アトレティコ戦では残り5分での出場だった。マジョルカ時代に比べて出場時間が短くなっているものの、ビジャレアルでも限られた時間で輝きを放っている。

「1年前から一番積んできたと言えるのはトップリーグでの経験。やっぱりスペインは自分で言うのもなんですけど、現状トップリーグの一つだと思っていますし、そのなかでマジョルカで格上、もしくは同格の相手と互角以上にできない試合もありましたけど、渡り合った自信は自分の中にあるので、リスペクトを持ちつつも自分に自信を持ってプレーできる」

 ここまで国際Aマッチ7試合に出場してノーゴールの久保。今回は初ゴールを狙う。

「前めの選手なのでゴールはいつも狙っていますし、それはどこが相手でも変わらない。点を取ることが一番の貢献なのかなと思っています」

 今回の2試合で、さらに成長した久保が見られるのか。待ちに待った注目の代表戦となりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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