必勝態勢で3発快勝! 浅野の2ゴールなどで広島が今季のACL初勝利

GS突破に勝ち点3が必要な一戦で勝利つかむ

 サンフレッチェ広島はAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)第3戦、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦に臨み、U-23日本代表FW浅野拓磨が2得点を挙げる活躍を見せて3-0で勝利。今大会初の勝ち点3を確保した。

 今季ここまでのリーグ戦では2分1敗、ACLでは2連敗と昨季のJリーグ王者は苦しいスタートを強いられている。グループステージ突破のためには落とせない一戦、試合前に森保一監督はこう話した。

「GL突破を考えた場合、今日の一戦は非常に重要。ホームで勝ち点3を取りたいです。誰が出たとしても今日の試合は勝ち点3をつかみ取るという気持ちを忘れずに戦いたいと思います」

 勝ち点3を奪いたい広島は、序盤から攻勢をかける。浅野の俊足を生かした裏へのボール、後方からの丁寧なポゼッションでブリーラムの守備の隙をうかがった。前半33分に左右の揺さぶりから、MF柏好文の右クロスをMF野津田岳人がダイビングヘッドで合わせたが、相手GKシワラックのファインセーブで防がれるなど、ゴールになかなか結びつかなかった。

 そのなかで均衡を破ったのは、背番号10のストライカーだった。前半42分、京都サンガから今季新加入したMF宮吉拓実からのスルーパスに浅野が鋭く反応して抜け出し、GKとの1対1を落ち着いて制して先制ゴールをゲット。歓喜のジャガーポーズも出て、1-0としてハーフタイムを迎えた。

 

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