大迫が“レギュラー陥落”危機と独紙指摘 ブレーメン幹部は擁護「アンラッキーだった」
ヘルタ・ベルリンとの開幕戦で不発、前半のみで交代する不本意なパフォーマンス
ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也が、現地時間26日に行われるブンデスリーガ第2節シャルケ戦で先発を外れる可能性があると、ドイツ紙「ビルト」が報じている。
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大迫は19日に行われたヘルタ・ベルリンとの開幕戦(1-4)に先発出場。しかし、プレーに精彩を欠き、前半終了後にフロリアン・コーフェルト監督から途中交代を命じられていた。
「大迫はレギュラーの座を追われるのか?」との見出しが打たれた記事の中で、同紙は大迫の交代が告げられた際、サポーターからはそれを歓迎するような拍手が沸き起こったことを紹介しながら、「ブレーメンサポーターは大迫にうんざりしている。日本代表で45試合に出場し、ワールドカップにも出場したこの日本人選手は、これまでも彼らの神経をしばしば消耗させてきたからだ」として、サポーターが大迫に対して不満を募らせていると指摘している。
一方、クラブ幹部はメディアやサポーターからの批判に対して大迫を擁護している。ブレーメンのチーフスカウトであるクレメンス・フリッツ氏は、同紙の取材に対して「ヘルタ・ベルリン戦でのユウヤのパフォーマンスは、アンラッキーなものだった。最初のアクションが上手くいかず、その後ボールに触れる機会が増えるにしたがってプレーが不安定になっていった。おそらく、あれこれ考えすぎて自ら調子を落としてしまったのだろう」と開幕戦での大迫のパフォーマンスを分析。さらに「彼は高いクオリティーの持ち主。再び本来の状態に戻れるように、チーム全体でサポートすることが重要だ。我々全員が彼に言葉をかけてあげることが求められている」と、大迫に対するサポートを惜しまないことを強調している。
フリッツ氏は「ユウヤは感じの良い思慮深い青年だが、内向的でもある。しかし、我々はユウヤの人間性を変えるつもりはない。彼はピッチの上ではシンプルに自身のポテンシャルを解き放つべきだ」とも語り、大迫に奮起を促している。ブレーメンで3シーズン目を迎えた日本人FWは、開幕早々から試練の時を迎えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)