本田FKで見せ場演出も… 故障者続出のミラン、4-3-3断念でキエーボ相手にスコアレスドロー

来季のCL出場権獲得が遠のく結果に

 スコアレスで折り返して始まった後半は、ミランがペースを奪い返していく流れになった。疲労の出たキエーボの足が止まり始めた後半15分に、コンディション不良がプレーに表れていたFWメネズに代えてFWルイス・アドリアーノを投入すると、ミランの攻撃は明らかに活性化した。

 同29分には本田、MFアンドレア・ポーリ、DFイニャツィオ・アバーテとパスがつながり、アバーテが強烈なシュート。相手GKの手を弾いたボールはクロスバーに当たって跳ね返り、こぼれ球をMFアンドレア・ベルトラッチがボレーシュート。しかし、今度はゴールポストに当たって跳ね返った。敵地スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴディのゴール枠までもが、ミランの前に大きな壁として立ちはだかった。

 最後まで攻撃的な姿勢をミランは崩さず、本田のクロスが味方FWを捉えるシーンも数度あったものの、最後はキエーボ最終ラインの粘りに屈した。結局、ゴールを奪うことができずにタイムアップ。敵地で勝ち点1を得たとはいえ、上位との差が開く厳しい結果になった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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