「目視さえできない非現実的なパス」 メッシの“一撃必殺スルーパス”に英注目「魔法の瞬間」
ジローナ戦で2ゴールのメッシ、先制点を導く超絶スルーパスも披露「ファンを面食らわせた」
バルセロナは現地時間16日、スペイン2部ジローナとの練習試合に臨み、3-1で勝利した。退団騒動に揺れたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは2ゴールを決める活躍を披露したが、英メディアは先制点の起点となったスルーパスにも注目しており、英メディアは「目視さえできない非現実的なパスでファンを面食らわせた」と見出しを打って注目している。
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メッシは今夏、退団の意思をバルセロナに通達したことで世界を騒然とさせた。新シーズンの始動にも姿を見せず、違約金7億ユーロ(約880億円)が設定されている契約の解除を求めたが、クラブ側は所定の金額が払われない限り放出を認めないと主張。双方の意見が対立している状況のなか、メッシの代理人である父ホルヘ・メッシとバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら首脳陣による話し合いが行われていたが、最終的には裁判沙汰を避けたいメッシ側が折れる形で残留が決まった。
その後、チーム練習にも合流。練習試合の初戦となったジムナスティック・タラゴナ戦(3-1)では不発に終わったものの、2戦目のジローナ戦では2ゴールと貫禄のパフォーマンスを示した。そんななか、英メディア「スポーツ・バイブル」は、「目視さえできない非現実的なパスでファンを面食らわせた」と見出しを打ち、前半21分に生まれた先制点の場面に注目している。
ペナルティーエリア手前の右寄りでパスを受けたメッシは、鋭いカットインを見せてシュートコースを生み出す。左足での一撃を警戒した相手守備陣がブロックに入ろうとした瞬間、それを逆手に取り、右前方のスペースへスルーパスを送る。抜け出したポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコンが横パスを出し、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが無人のゴールに流し込んだ。
記事では、「信じられないほどのパスを披露し、純粋な魔法の瞬間を生み出した。インチ単位で完璧なパスでジローナの守備陣3人を置き去りにした」と賛辞を送っている。バルサ退団を希望していたなか、最終的に残留することになったため、モチベーションの低下も危惧されていたが、天才のクオリティーに心配はご無用のようだ。