ユベントス、FW補強問題で“プランB”発動? 6億円でチェルシー仏代表FW獲得の可能性
カギを握るのはローマ移籍が噂されるナポリFWミリク
イタリア王者ユベントスは新シーズンの開幕直前になっても補強ポイントとされる「9番」の獲得が実現していない。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、ナポリのポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの状況次第でフランス代表FWオリビエ・ジルーがやってくる可能性を指摘している。
ユベントスは新シーズンから現役時代に“マエストロ”の異名を取ったアンドレア・ピルロ氏が指揮を執る。補強ポイントはセンターフォワードだとされてきた中で、バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスの名前も挙がったが、パスポートの問題などで実現は難しいとみられている。
そうしたなか、当初からピルロ監督はローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの獲得を望んでいるとされてきた。一方でローマは代替となるFWの獲得をジェコの放出条件としている。その状況下で、ローマの代替ストライカー補強となるナポリFWミリクの移籍が成立するか微妙な段階にある。
ミリクのローマ移籍が成立すれば“玉突き”でジェコがユベントス移籍となるとみられる一方、ミリクの移籍話が破談に終わった場合、ユベントスはイングランド・プレミアリーグのチェルシーからジルーを移籍金500万ユーロ(約6億円)で獲得する見通しだとされた。
またクラブの生え抜きであるもののプレミアリーグのエバートンに放出して1年が経つイタリア代表FWモイーズ・キーンを、買取義務付きの期限付き移籍で獲得する交渉が進み、完全移籍の場合の移籍金は2年分割払いとなる詳細な条件も詰められているという。
ピルロ新監督にとってチームの核となるFWが決まらない状況は決して歓迎すべきことではないが、週末のリーグ開幕戦までに何らかの決定を見ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)