「自分の名前を残せるような活躍を」 岡崎慎司、初のスペイン1部挑戦で二桁ゴール宣言
念願のスペイン1部でも“ゴールにこだわる姿勢”を貫く覚悟
スペイン1部に昇格したウエスカのFW岡崎慎司が9日、新シーズン開幕戦となる13日のビジャレアル戦に向けたオンライン記者会見に登壇。念願だったリーガ・エスパニョーラ1部でのプレーについて、「自分の名前を残せるような活躍をしたい」と語った。
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岡崎は2019年夏、4年間を過ごしたプレミアリーグのレスターを離れてスペイン2部ウエスカへ移籍。リーグ戦37試合に出場してチームトップの12ゴールと攻撃を牽引し、2018-19シーズン以来の1部昇格に大きく貢献した。
来たる2020-21シーズンは待ち望んでいたスペイン1部での戦い。同じ日本人の久保がレンタル移籍で加入した強豪ビジャレアルとの開幕戦でシーズンが幕を開ける。岡崎の中でも「やっとスペイン(1部)でサッカーができる」という思いが強いようだ。
「ドイツやイングランドでプレーしているなかで、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで成績を残しているのがスペインリーグのチームだったりするのを見ても、やってみたいという希望はずっと頭のなかに描いていた。それが叶うので楽しみです」
これまでドイツ、イングランドでゴールを決めてきた岡崎がスペイン1部でも得点を決めれば、欧州5大リーグのうち3カ国でゴールした初の日本人選手となる。岡崎も「経験しに来たという感じじゃなくて、短期決戦で結果を残しにきた思い」と胸中を明かす。
「自分のなかでヨーロッパの5大リーグは常に意識して、絶対にそこに留まって活躍するのがいろんなことにつながる。スペインリーグでも自分の名前を残せるような活躍をしたいです。そのためにここに来たので」
スペイン1部でもこれまでのスタイルをベースとしつつ、よりゴールにこだわっていく覚悟だ。
「守備でリズムを取るのはレスターからやってきたこと。ただ、『岡崎、起点になっているな』という評価よりも、よりゴールに近いところにポジションを取っていてクロスを待っていたり、ピッチにいる間は常にゴールを取ることを意識するのが今のチームにとっても重要だと思います。スペインではより得点にこだわって、取れなかったら自分の価値はないくらいの思いでここに来たので、個人の目標は二桁ゴール。チーム(ウエスカ)は残留したことがないので、(1部に)残り続けることはこのチームにとって大事ですね」
今年4月に34歳となったなかで、成長し続ける“侍ストライカー”の新たな挑戦から目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)