シント=トロイデンで「日韓三つ巴」の争い 開幕4戦で左ウイング“一番手”に立ったのは?

守備に難点、彼らのうちの2人を両翼に配した先発布陣は現時点では考えにくい

 伊藤も左ウイングのレギュラー候補の1人だが、リーグ戦では開幕から2試合続けてベンチ外となり、他の2人よりも出遅れた。しかし、その後控えメンバーのために組まれた8月17日のロンメルSKとのテストマッチで得点に絡む活躍を見せてアピールすると、第3節オーステンデ戦では終盤に投入されて今季リーグ戦初出場。続く第4節オイペン戦(1-1)でも後半21分に途中出場し、左サイドからのチャンスメークでチームの攻撃を活性化させた。今月11日に行われたウエステルロとの親善試合では、得意の左サイドからのカットインでゴールも決めている。決して腐ることなく、与えられた機会のなかで自身の特長を出しながら得点に絡む活躍を見せてレギュラーの座を奪うことを、伊藤は虎視眈々と狙っている。

 3人とも守備に難があるという点や、マスカット監督のこれまでの選手起用を考慮すると、例えば彼らのうちの2人を両翼に配した先発布陣は現時点では考えにくく、共存という可能性はほぼないように見える。3人による熾烈なポジション争いは、その時々で序列に変化はあるかもしれないが、しばらく続くことだけは確かだろう。

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(土佐堅志 / Kenji Tosa)



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