長谷部誠、36歳での“健在ぶり”に独紙注目 「創造性を担保し、人間的な模範でもある」
ブンデスリーガのアジア人最多出場記録を更新し、新シーズンもフランクフルトで戦う
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、今年5月にクラブとの契約を1年延長し、ブンデスリーガで14シーズン目を迎えようとしている。そんななか、ドイツメディアは36歳となっても存在感を発揮する長谷部に注目。「創造性を担保し、人間的な模範でもある」と賛辞を送っている。
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長谷部は2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに加入し、08-09シーズンにはリーグ優勝を経験。その後、ニュルンベルクを経て14年にフランクフルトに移籍し、主力としてプレーを続けてきた。昨季にはブンデスリーガでのアジア人最多出場記録も更新しており、今季は7年目のシーズンを迎えることとなる。
今年1月に36歳の誕生日を迎えた長谷部について、ドイツ紙「アウクスブルガー・アルゲマイネ」は「長谷部は記録をさらに更新するのか」と見出しを打って注目。年齢を重ねてもピッチ上でチームに貢献し続ける姿を次のように称賛している。
「36歳の選手と聞けば、多くの人は精神的支柱としての役割、そして非常時の代役というイメージを持つだろう。しかし、フランクフルトでの長谷部は違う。今もフランクフルトの主力であり、そのポジショニングはブンデスリーガでも比類のないものだ。パスワークによってフランクフルトのビルドアップにおける創造性を担保し、人間的な模範でもある」
さらに、アディ・ヒュッター監督が長谷部を時おり先発から外すことについても言及し、「アジア記録保持者を常に頼らないことは疑問だ」と指摘。大ベテランとなっても継続的に起用することがチームのプラスになるという見解を示していた。
新シーズンではブンデスリーガ最年長選手となる見込みの長谷部だが、年齢を感じさせないプレーは健在。フランクフルトの中心選手として、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)