満身創痍のアーセナルにさらなる悲劇! FA杯8強進出も新たに3選手が負傷

最も深刻なラムジーは戦線離脱か メルテザッカーは軽傷の模様

 アーセナルは8日にFAカップ5回戦の再試合でハル・シティを4-0で一蹴し、ベスト8進出を決めた。しかし、この一戦でも負傷者続出という異常事態が発生し、チームに不穏な空気が立ち込めている。

 すでに、守護神のチェコ代表GKペトル・チェフや同MFトーマス・ロシツキー、スペイン代表MFサンティ・カソルラといった中心選手を負傷で失い、満身創痍の戦いが続く。この試合ではウェールズ代表MFアーロン・ラムジー、ドイツ代表DFペア・メルテザッカー、そしてブラジル人DFガブリエル・パウリスタの3選手が新たに負傷し、途中交代を強いられるなど、チームを支えるセンターラインを支える主力に悲劇が訪れた。

 英国営放送「BBC」が報じたところによれば、最も深手を追ったのはラムジーのようだ。アーセン・ベンゲル監督も「最も深刻なのはラムジーのようだ。太ももを痛めたのだと思う」と肩を落とした。ラムジーはこの試合、DFガブリエルに代わって途中出場したが、わずか16分間の出場でピッチを後にした。

 また、そのラムジーと交代したガブリエルはハムストリングの負傷。メルテザッカーは競り合いのなかで目の上を切ったが、どうやら軽傷で済んだようだ。

 プレミアリーグも残り9試合となり、優勝争いは熾烈を極めている。アーセナルにはさらにこのFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグの戦いも残っており、多くの主力をケガで欠く極限とも言える状態でシーズン最終盤の戦いに臨むことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング