コウチーニョ“CL制覇”で泣きっ面に蜂? リバプールに“6億円超支払い”報道も…バルサは否定
期限付き移籍したバイエルンでCL制覇、今夏の去就も注目を集める
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝はバイエルン・ミュンヘンがパリ・サンジェルマン(PSG)を1-0で破り、7シーズンぶり6度目となるヨーロッパ王者に輝いた。ドイツ“絶対王者”の欧州制圧で激動の2019-20シーズンの幕が下りたが、その裏で話題になっていたのがブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを巡る“損益”だ。
コウチーニョは昨夏、保有元のバルセロナからバイエルンへと期限付き移籍。ベンチからの途中出場が多かったものの今季公式戦38試合出場11ゴール9アシストと、バルサで不遇をかこっていたことを踏まえればまずまずの成績を残した。
そんなコウチーニョについて、英紙「デイリー・メール」はCL優勝を果たした際のボーナスとして、バルサが前所属のリバプールに対して500万ユーロ(約6億2000万円)の費用を払う必要性があると報じられていた。CL準々決勝でバイエルン相手に2-8と大惨敗したうえに、“泣きっ面に蜂”になるのかと話題になっていたが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が伝えるところによると、バルサ側は「コウチーニョがバルサのユニフォームを着用して、ビッグイヤーを獲得した場合に支払われるもの」と支払い義務を否定しているという。
ビッグイヤーを獲得した後の会見で、コウチーニョは「これまではファイナルのことについてしか考えていなかった。そして今、僕は(バルサに)戻る必要がある。僕が言えることは、これから何が起こるか注視したいということ」と、未来についての明言を避けた。ただバルサ側はロナルド・クーマン新監督がコウチーニョとの会談の場を持つ意欲があり、チーム再建に向けた戦力として捉えているとの報道もある。
欧州王者を経験したコウチーニョは、来季は過渡期を迎えているバルサの救世主となるのか。その去就は今後も注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)