「キスのような素晴らしいパス」 イタリア杯準決勝で2アシストのミラン本田を地元メディアが称賛

最高点は復活2ゴールのメネズ

 この日2ゴールの昨季チーム内得点王のメネズには「7.5点」と、チーム最高タイ評価が与えられ、「フィジカルコンディションは上昇している。332日ぶりの先制ゴールと2点目(チーム3点目)は試合を決定づけた」と称賛された。またMFポーリは「6.5点」の評価で「運動量が素晴らしく豊富で、メネズの2点目をアシストした。シーズン終盤に向けて交代でも起用できる存在であることを示した」と、今後につながる試合だったとされている。

 一方で、試合終了間際に1得点を決めたバロテッリは「5.5点」とされ、「もしゴールを決めていなければ、もっと低い点数だった。ミハイロビッチ監督は彼に期待しているが、プレーはエキサイティングではない」と厳しく評価された。また、MFマウリは「6点」とされ「ボールにほとんど触れず、何も与えなかった」と厳しい評価。MFボアテングも「5.5点」の採点で、「サイドでのプレーは好みではないかもしれないが、あまりにも存在感がない」と酷評された。

 ミランは優勝した2002-03シーズン以来のイタリア杯決勝進出を果たした。本田にとっては14年1月にイタリアへ渡って以来、初のタイトルに王手をかけたことになる。01-02シーズンにはパルマで元日本代表MF中田英寿氏、10-11シーズンにはインテルで日本代表DF長友佑都が獲得しているイタリア杯で、日本人3人目の栄冠に輝くことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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