マンC移籍のスペイン人MF、イ・ガンインへエール 「僕と同じ過ちは犯さないでほしい」
イ・ガンインとともにマルセリーノ監督解任の元凶として扱われる
バレンシアからマンチェスター・シティへ移籍が決まったスペインU-21代表MFフェラン・トーレスが、移籍の裏側を語った。クラブからの信頼を失ったことを明かした一方で、自身とともに元監督解任の“元凶”として扱われるなど孤立していた韓国代表MFイ・ガンインに「僕と同じ過ちは犯さないでほしい」とエールを送った。
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バレンシアの生え抜きで、未来のスペイン代表として期待を集めていた20歳のトーレス。今季はリーガ・エスパニョーラで34試合5得点5アシストを記録する活躍を見せた。
しかし、今夏にジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティへの電撃移籍が決定。トーレスはスペイン紙「マルカ」紙のインタビューで、「彼ら(バレンシア)は僕に期待していないと言っていた」と語り、クラブからの信頼を失っていたことを明かした。
トーレスはバレンシアとの契約延長の可能性もあったとし、クラブに3つの条件を提示。ピーター・リム会長に自分の重要性を理解してもらうこと、アトレティコ・マドリード時代の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスのようなキャプテンにしてもらうこと、そしてクラブの最高給取りの一人にしてもらうことだったが、いずれも受け入れられなかったという。下部組織時代から過ごしたバレンシア残留を望んでいたものの、クラブとは考え方が合致せず、苦渋の決断による移籍となった。
さらにトーレスは、キャプテンのスペイン代表MFダニエル・パレホとは良好な関係でなかったことや、昨年9月までチームを率いたマルセリーノ・ガルシアトラル監督の解任に関して、自身と韓国代表MFイ・ガンインが「犯人として扱われた」というエピソードも明かしている。元指揮官解任の“元凶”と見なされた2人は、何週間もチームメートから無視された時期もあったという。
トーレスは似た境遇で苦しんでいた韓国の逸材にエールを送っている。
「(イ・ガンインの置かれた状況について)僕は彼が大好きで、彼もそのことはよく知っている。僕は彼のことをずっとサポートしてきた。偉大な選手になるはずさ。僕と同じ過ちは犯さないでほしい。彼には愛情や信頼が必要だ。彼は難しい時期を過ごし、孤独を感じていたからね」
ピーター・リム会長の方針で主力選手の大量放出も伝えられるバレンシア。出場機会の少なさから移籍を決意したとも言われたイ・ガンインもトーレスに続いて退団することになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)