南野の「見落とされている問題」 マネ&サラーと解く“リバプールの方程式”に海外注目

リバプールMF南野拓実(中央)と同僚FWサラー(左)とFWマネ【写真:Getty Images】
リバプールMF南野拓実(中央)と同僚FWサラー(左)とFWマネ【写真:Getty Images】

南野起用の問題点は? 専門メディア注目「どこでプレーするかではなく、誰とプレーするのか」

 リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間8日、プレミアリーグ第34節のブライトン戦(3-1)に途中出場。わずかな出場時間にとどまった南野だが、現地メディアは「南野がどこでプレーするのかが問題ではなく、誰とプレーするのかが問題だ」と取り上げており、日本人アタッカーの「見落とされている問題」に注目している。

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 第31節終了時点でリーグ優勝を決めていたリバプールだが、それ以降も大幅なメンバーの入れ替えは行っていない。ブライトン戦も前半6分と後半31分にエジプト代表FWモハメド・サラーが2ゴール、前半8分にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが強烈なミドルシュートを決めるなど、主力の活躍で試合を制している。

 南野は後半42分にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノに代わって途中出場するも、初ゴールはまたもお預けとなった。わずかな出場機会で結果を求められる厳しい状況下にはあるが、リバプール専門メディア「リバプール・コム」は、試合前に「フィルミーノの問題を解決するリバプールの方程式はあまりに長い間無視されてきたが、断行しなければならない」と見出しを打って問題提起している。

 ブライトン戦ではセンターフォワードの位置に入った南野だが、これまでの試合ではウイングにも配置されるなど、依然として最適なポジションがどこか模索している段階にあるが、「南野がどこでプレーするのかが問題ではなく、誰とプレーするのかが問題だ」と、同メディアは大々的に取り上げている。

「ユルゲン・クロップが南野をどこで起用するのかよりも、南野が誰と一緒にプレーするのかというほうが見落とされている問題だ。これまでの彼の貢献度を判断するのが難しい理由として、リバプール最強のラインナップの大部分とともに、センターでプレーする姿をほとんど見ていないことだ」

 記事では、ブライトン戦前に南野がセネガル代表FWサディオ・マネとサラーとともに競演した回数はわずか4回で、計38分間のみ。いずれもリバプールがビハインドを背負っている状況であったことを説明した。万全な状態でフィルミーノの代役を務められていないことを主張している。残りの試合では、マネとサラーとの連係向上がカギを握ることになるかもしれない。

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