本田とイブラの来季共闘が消滅 ミラン会長が争奪戦からの撤退を表明

ベルルスコーニ会長が獲得熱望も資金難により白旗

 パリ・サンジェルマン(PSG)のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、今季限りでクラブと契約満了になるため、来季の去就に注目が集まっている。本人がトッププレイヤーの“爆買い”で話題となっている中国からのオファーに興味を示していないことが明らかになる一方、これまで再三復帰オファーを出していたACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が、資金面の問題により争奪戦からの撤退を余儀なくされたことを明らかにした。

 イブラは34歳となった現在も、圧倒的な存在感を放ちプレーを続けている。20日の本拠地ランス戦では、2得点2アシストの大活躍で4-1勝利の立役者となった。今季のリーグ戦ゴール数を23に伸ばし、得点ランク首位を独走している。

 そんな唯一無二の輝きを放つカリスマに対し、ミランは復帰要請を続けてきた。今季開幕前にもオファーを出していたが、名物オーナーは移籍金ゼロで獲得できる絶好のチャンスを前に白旗を上げた。

「彼はたった一人で試合に勝つことができる。彼のいたチームは全て優勝している。彼にはUAE、アメリカ、中国などフットボール発展途上国などから重要なオファーが届いている。我々は敵わない」

 自身が総帥を務めるテレビ局「メディアセット・プレミアム」のインタビューで、白旗を掲げた。イブラヒモビッチには来季、マンチェスター・ユナイテッドなどプレミアリーグ進出の可能性も高まっている。

 

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