マンC指揮官が強行日程に怒り心頭 「私なら若手の試合のチケットは買わない」

再三の抗議も実らず

 ペジェグリーニ監督は、イングランドサッカー協会(FA)がテレビ放送の問題で、チェルシーとの大一番を日曜日に変更したことに怒り心頭だった。すでに抗議していたが、全く配慮されなかったという。故障者続出の状況に加え、中2日のアウェーでの連戦となり、よりステージの高いCLに注力することは自然の選択だった。

「我々は今季、とても難しいFA杯のシーズンを送っている。プレミアのチーム相手にアウェーで戦い、どちらも3-0、4-0で勝利した。こんな公正でないやり方では続けることはできない。監督としてカップ戦を重要視しないとすれば、それなりの理由がある。カップ戦でも強力なチームを編成しようといつもしてきた。ウェンブリーの決勝戦は最高だろう。だが、優先順位をつけなければいけない瞬間は存在する。なぜなら、助けも得られなければ、自分たちの資産も傷つけることになる」

 試合数が多く、各クラブも潤沢な放映権収入から代表のエース級を揃える競争力の高いプレミア勢はCLの舞台で苦しい戦いが続いている。FAが日程面でも特別な配慮を与えることをしないことに対し、チリ人指揮官は怒り心頭の様子だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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