大迫の献身性は「批判した人々の心にも響いた」 独記者が“降格回避”のキーマンに指名

ブレーメンのキーマンとして期待がかかるFW大迫勇也【写真:Getty Images】
ブレーメンのキーマンとして期待がかかるFW大迫勇也【写真:Getty Images】

バイエルン戦での奮闘に独メディア注目 「最後の1秒まで劣勢を覆そうと…」

 残り2節となったブンデスリーガでは、15位マインツ(勝ち点34)、16位デュッセルドルフ(同29)、17位ブレーメン(同28)による三つ巴の激しい残留争いが繰り広げられており、この3チームのうち17位ブレーメンは次節にも自動降格が決まる可能性がある。まさに絶体絶命とも言える状況に置かれているが、その一方で同クラブに所属する日本代表FW大迫勇也は直近2試合で好調を維持しており、チーム内外から高い評価を得ている。

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 16日の前節バイエルン戦(0-1)に先発した大迫は、2試合連続ゴールこそならなかったものの、1トップとして前線で奮闘。フロリアン・コーフェルト監督も試合後、「ユウヤが守備の時に相手のパスコースや我々にとって危険なスペースをいかに消していたか、そして攻撃の際にどれだけボールをキープしてくれていたかを考えれば、今日の彼のパフォーマンスにはケチのつけようがない」と大迫の献身的なプレーを称え、チームにとって不可欠な存在であることを強調した。

 また、ドイツ地元メディア「Deich Stube」のビョルン・クニプス記者は、「ブレーメンのストライカー大迫が評判以上のプレーを披露」と題した記事の中で、バイエルン戦での同選手について「空中戦ではバイエルンのオーストリア代表DFダビド・アラバにしばしば競り勝ち、地上戦では2018年に日本の年間最優秀選手に選ばれた実力を示した」と、屈強なバイエルン守備陣に対して互角に渡り合っていたことを評価。さらに、「最後の1秒まで劣勢を覆そうとしていた姿は、これまで彼を批判してきた人々の心にも響くものがあっただろう。彼は残りの2試合でも同じようなプレーを見せられるだろうし、それによってブレーメンにおける彼自身の未来も守れるはずだ」として、同選手が残留達成に向けて大きな役割を担うことになると、期待を寄せている。

 ブレーメンは20日に、残留争いのライバルである15位マインツとの直接対決を控えている。仮にこの試合にブレーメンが負け、16位デュッセルドルフが同日に行われるアウクスブルク戦に勝利した場合、ブレーメンとデュッセルドルフの勝ち点差は「4」になり、最終節を残して2部降格が決まってしまう。マインツ戦での勝利が残留のための絶対条件となるなか、チームの命運を握るキーマンとして大迫には大きな期待がかけられているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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