見たかファン・ハール! PSGディ・マリアが圧巻アシストでチェルシー撃破

チェルシーとのCL決勝T初戦で決勝点を演出

 13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦で、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが決勝点をアシストするなど2-1の勝利に貢献した。昨季まで所属したマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督を見返す活躍だったと、英紙「デイリー・メール」が特集している。

 3年連続でチェルシーとの対決となった決勝トーナメント1回戦の第1戦、PSGはプレミアリーグで中位に沈む名門に対しても臆さずゲームを支配した。前半39分にはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが低弾道FKを突き刺して先制し、優位に立ったかに見えた。しかし前半アディショナルタイムに、セットプレーからナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルに同点ゴールを許してしまう。

 後半も攻め立てるPSGだったが、チェルシーの守護神でベルギー代表GKティボー・クルトワがファインセーブを連発し、嫌なムードが流れていた。それを一変させたのが、ディ・マリアの創造性あふれるラストパスだった。後半33分、イブラヒモビッチのキープからボールを受けた背番号11は、相手最終ラインの頭上を越えるループパスを送る。これにいち早く反応したウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが落ち着いてゴールネットを揺らし、本拠地パルク・デ・プランスに駆けつけたサポーターに歓喜をもたらした。

 豊富な運動量とテクニカルなドリブル、機転の利いたパスなど中盤に必要とされるスキルを完備するディ・マリアだが、レアル・マドリードからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した2014-15シーズンは、本領発揮とはいかなかった。その大きな理由は、同年から”赤い悪魔”の指揮官に就任したファン・ハール監督の存在だった。

 

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