PSGの主力DFがブラン監督とイブラら同僚を侮辱 出場停止に加え罰金処分か

14年W杯で日本の夢を打ち砕いたオーリエが起こした愚行

 パリ・サンジェルマン(PSG)のコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエが、ローラン・ブラン監督やチームメイトに対する侮辱的発言をしたことが明らかとなり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)チェルシー戦のメンバーから外されることになった。英地元紙「デイリー・メール」が報じた。

 オーリエは、動画のライブ配信を行うSNS「Periscope」を通じ、ファンとの間でQ&Aを行った。その中でローラン・ブラン監督に対して、差別的な言葉を使用して同性愛者であると表現。さらに同僚であるFWズラタン・イブラヒモビッチ、イタリア代表GKサルバトーレ・シリグ、オランダ代表DFグレゴリー・ファン・デル・ヴィールらに対しても侮辱的な発言をしたという。

 PSGのスポークスマンは、オーリエに対して出場停止処分を科すことを発表。16日のCL決勝トーナメント1回戦・チェルシー戦のメンバーから外された。本人もすでに過ちを認め謝罪しているが、クラブに7万5000ポンド(約1230万円)の罰金を支払うことになるだろうと、記事では伝えられている。

 コートジボワール代表のオーリエといえば、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)では、日本代表との試合で右サイドから正確な高速クロスで2アシストを記録し、日本の夢を打ち砕いた右サイドバック。W杯後にトゥールーズからPSGに移籍していた。まだ23歳と将来有望だが、今回の軽率な行動がクラブでの立場を危うくするかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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