ユナイテッドOBの名FW、古巣のコウチーニョ獲得に忠告 「必要のない補強だ」

バイエルンMFフェリペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】
バイエルンMFフェリペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】

元ユナイテッドFWベルバトフ氏、本人とクラブの両者にとってデメリットを強調

 今シーズン限りでバイエルン・ミュンヘンへの期限付き移籍が終わるブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョは、プレミアリーグの複数のクラブから関心を示されている。マンチェスター・ユナイテッドもその一つだが、元ブルガリア代表FWディミトル・ベルバトフ氏は、古巣のコウチーニョ獲得に反対のようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

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 2018年1月にリバプールからバルセロナへ移籍したコウチーニョについて、バイエルンは契約を延長しないことを発表している。コウチーニョの代理人も、プレミアリーグへの復帰を前向きに考えていることを明かしているが、ベルバトフ氏は「ユナイテッドには必要ない」との見解を示している。

「多くのプレミアリーグのクラブが、彼に近づいている。アーセナル、チェルシー、ニューカッスル、そしてマンチェスター・ユナイテッドもね。でも、多くのクラブが獲得を望む選手が、必ずしも適任だとは限らない」と、古巣に忠告した。

「彼がバルセロナへ行く時、誰もがそこで成功を収めると考えていた。でも、実際にはうまくいかなかった。前進するためには、後退が必要な時もあるんだ。彼が良いクラブに行くことは疑いないだろう。でも、彼には監督が信頼を寄せてくれることが必要だ。そして、主力と位置づけられることで、彼は落ち着いてプレーでき、自分のプレーを示せるだろう」

 ユナイテッドに移籍することによって、他のクラブとは異なるプレッシャーを感じることにもなると指摘する。それは、彼がユナイテッドのライバルであるリバプールでプレーしていたからだ。

「ユナイテッド行きを後押しする人もいるかもしれないけれど、彼はリバプールとのつながりがあった。もしユナイテッドに行けば、一生許されないだろう。それにユナイテッドも、現在、彼を必要としていない。ブルーノ・フェルナンデスはタイプの似た選手であり、素晴らしい補強になった。(ポール・)ポグバも復帰する。マクトミネイもいる。コウチーニョの居場所はないんだよ」と、両者にとってデメリットのある移籍だと強調した。

 大きな関心を集まっているコウチーニョの去就。ベルバトフの言葉を受けると、ユナイテッドへ移籍するメリットは少ないように見えるが、どのような決断を下すだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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