宇佐美とバイエルン時代、CL決勝で感じた“熱量差” 柿谷は意義強調「貴史以上の実績ない」

宇佐美もベンチ入りした2012年のバイエルンとチェルシーのチャンピオンズリーグ決勝戦【写真:Getty Images】
宇佐美もベンチ入りした2012年のバイエルンとチェルシーのチャンピオンズリーグ決勝戦【写真:Getty Images】

バイエルン時代に経験したCL決勝の“裏話” 「ピッチの中の空気ってどんなんや」

柿谷「CL決勝もいってるやんな?」

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宇佐美「一応ベンチには座っていました」

柿谷「CL決勝のベンチに座れるなんて、そうそうおらんやろうし。その時は試合出てへんから、ベンチ座っても面白くないって考えたと思うねん。俺も19歳でベンチ座っていたら、『試合出てへんもん』って思っていると思う。でも、この先日本人がCL決勝の舞台におれるかって言われたら……。今、可能性があるのは(南野)拓実。今、若手がこんなに海外へ行っていても(10代でCL決勝のベンチは)無理なわけやん。俺、あんまりガンバの選手褒めたら怒られるから言わへんけど(笑)、貴史以上の実績ってないと思うから。それは自分がCLに出たっていうのもある。技術とかプレーどうこう以前。それは当たり前で、ほんまに俺の中では日本一やと思う。俺やったら、めっちゃ自慢してるもん(笑)」

 2012年5月19日、ドイツ・ミュンヘンで行われたCL決勝。ホームスタジアムで開催された決勝に出場したバイエルンは、チェルシーを迎え撃つも試合は1-1で決着がつかず、PK戦に突入した。最終的には、3-4で“アウェー”となったチェルシーがバイエルンを破って初優勝。この一戦を、背番号14の宇佐美はベンチから見ていた。

宇佐美「ピッチレベルで見ていて、いい経験、濃密な経験だった。最後PK戦になった時も、みんなが『蹴りたくない』って言い出して。だから(GKのマヌエル・)ノイアーが3番目に蹴ってるんですよ。みんな逃げたんですよ、後ろ後ろに下がって。ミュンヘンでホーム開催やったから負けられないっていうのもあったし、これぐらいの選手たちが蹴りたくないっていう『ピッチの中の空気ってどんなんや』と思った。(ピッチ)外と中の熱量の差はあった。でも、いい経験はできたけど、どっちかと言うと必要ないかなあ。思い出すこともないし、俺は日本人のCLベストは(内田)篤人くんの(シャルケ時代)ベスト4でいい。何もしてへんし。消化試合に1試合出ただけやし……。でも、めちゃくちゃいいところに座っていい景色を見せてもらった」

柿谷「誰もできひんし、誰もしたことない。やっぱりCLは凄い。W杯もそうやけど、ちょっと規模が違う。人生を懸けている」

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