完敗フランクフルト、長谷部の先発復帰&3バック回帰を地元紙提言 「約3年半にわたって…」

フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】

リーグ再開初戦のボルシアMG戦は1-3の完敗 長谷部は3点ビハインドで途中出場

 ドイツ・ブンデスリーガは現地時間16日、新型コロナウイルスによる中断を終え、シーズンを再開した。元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地の所属するフランクフルトは、ホームでボルシアMGに1-3で敗戦。現地紙はベンチスタートとなった長谷部の“先発復帰”を提言している。

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 世界的に感染拡大を見せる新型コロナウイルスの影響により、欧州の各国リーグはシーズンを中断。ブンデスリーガも例外ではなく、3月中旬から約2カ月間、サッカーのない日々を送っていた。しかし16日からリーグ戦が再開し、少しずつ日常を取り戻すための取り組みがスタートしている。

 その再開初戦でフランクフルトはボルシアMGとホームで対戦したが、3点を先行される苦しい展開に。終盤に1点を返したものの、1-3の完敗で今季13敗目を喫している。鎌田は先発出場して後半33分までプレーした一方、長谷部はベンチスタートとなり、3点のビハインドを背負った直後の同29分から途中出場となった。

 再開初戦での完敗を受け、ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」はフランクフルトの現状を特集した。今季途中からリーグ戦7試合未勝利と不振に陥り、システム変更なども経て持ち直したものの、リーグ中断前から数えて4連敗。「力強さ、勇敢さ、スピード、そのすべてが失われている。かつてはフランクフルトと対戦することは相手にとって苦痛だったが、今やあまりにも簡単なことになってしまった」と指摘し、次のように提案している。

「アディ・ヒュッターは長谷部を組み込んだ3バックシステムへの回帰を真剣に考慮するべきだ。(セルビア代表MF)フィリップ・コスティッチは4バック時よりもやや守備的なポジションからのスタートとなるが、大きな問題にはならない。何より、フランクフルトはそのシステムで約3年半にわたって成功を収めてきたのだから」

 近年は好調なシーズンが続いていたフランクフルトだけに、チーム状態がなかなか上向きにならない現状には危機感があるようだ。地元紙の提言する長谷部の先発復帰&3バック回帰は、その打開策となるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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