ラニエリ監督がイタリア紙で語った謙虚な姿勢と野心

　今季のプレミアリーグで旋風を巻き起こし、首位を快走するレスター・シティ。しかし、チームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は奇跡の優勝を果たしたとしても決して有頂天にならず、まだチーム作りの途上にあると捉えているようだ。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」のインタビューで、その思いを語っている。

　レスターは2月6日、敵地エティハド・スタジアムで行われたマンチェスター・シティとの首位攻防戦を3-1で勝利するなど、プレミアリーグ制覇への期待が日に日に高まっている。第25節終了時点での敗戦数はわずか「2」で、2位に5ポイントの勝ち点差をつけて首位をキープ。就任当時、手腕に懐疑的だった批評家たちを黙らせることに成功したラニエリ監督は、躍進の象徴となっている2人のアタッカーに対して、冗談めかしつつも最高級の賛辞を送る。

「今年の（アルジェリア代表のリヤド・）マフレズは我々に信じられないような魔法をもたらしている。彼は巨大なクオリティーを有していて、我々の攻撃の起点だ。（イングランド代表のジェイミー・）ヴァーディもユニークな特長を持っているね。彼は1時間で1000マイル走る。それも同じスピードでね」

　ただ64歳のイタリア人指揮官は、チーム立ち上げからの半年間を振り返って、多少の幸運にも恵まれていると分析する。