フランス1部アミアン、”降格免除”を求め訴訟へ 残留圏と勝ち点4差で打ち切り「不当」

リーグ・アンの降格が決まったアミアンが訴訟を起こす構えか(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
リーグ・アンの降格が決まったアミアンが訴訟を起こす構えか(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

リーグ・アンは10試合を残して打ち切り…順位も決定

 新型コロナウイルスの影響によって、ヨーロッパ各国リーグは未消化の日程をどう再開させるか、もしくは打ち切りにするかという判断を迫られた。その中で後者を選んだフランスのリーグ・アンにおいて、全日程終了しないまま降格が決まったアミアンが、回避を求めて訴訟を起こす構えを見せていると英公共放送「BBC」が伝えている。

 リーグ・アンは4月末に今季の打ち切りを決定。絶対王者であるパリ・サンジェルマン(PSG)の優勝が認定されるとともに最下位のトゥールーズ、19位のアミアンの降格が決定した。

 トゥールーズ(勝点13)は残留圏内の18位ニーム(同27)との差が「14」も開いており、残り10試合で差をひっくり返すのは非常に厳しいが、アミアン(同23)の場合は差が「4」しか離れておらず、今回の決定に不満を持っているようだ。ベルナルド・ジョアナン会長は、以下のように声明を発表している。

「この決定はスポーツの公平さに反することは明確だ。リーグからの閥のようなもので、不当なものだ。我々はこのアンフェアな決定を覆すため、法廷に出向くことを強いられることになる」

 アミアンはリーグ連盟に対して今季の降格は免除し、2020-21シーズンをリーグドゥ(2部)で昇格にあたる順位のロリエンとレンスを加えた「22クラブ制」で戦うことを求める請願を取るのだという。クラブの弁護士も「今季打ち切りという決定に異議を唱えたわけではない。それが訴訟の目的ではない。ただ我々が議論したいのは、この決断の結果に対してだ」と降格の取り消しを強く求める姿勢を明かしている。

 ブンデスリーガ、プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAなどリーグ再開を目指す国が多い中、もし打ち切りにせざるを得ない場合、アミアンのようなケースも再び出てくるかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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