ベルギー移籍を選んだマンUの”氷漬け守護神” ファン・ハールへの「感謝の気持ちは忘れない」

新天地でプレーする喜びを味わう日々

 バルデスの保有権はまだユナイテッドに存在する。そのこともあってか、バルデスはバルセロナ時代の恩師に対して大人の対応を見せた。バルサ、ユナイテッドというメガクラブからスタンダールへの移籍は、都落ちの感は拭えないが、本人は前向きな気持ちでいる。

「とてもシンプルだ。2つのオプションがあったんだ。マンチェスター・ユナイテッドに残ってプレーしないか、スタンダール・リエージュに入って、サポーターと一緒に試合を楽しむか。またフットボール選手のように感じることができた。毎日練習もできるしね。僕は2番目の選択肢を選んだんだ」

 1月にはニューカッスルなどプレミアのライバルクラブも獲得に乗り出していたが、ユナイテッドが同リーグのチームへの移籍をブロックしたと地元メディアが伝えているように、その実力はお墨付きだ。トップチームでの練習がようやく可能となった守護神は、リエージュでキャリアの蘇生を目指している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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