違約金94億円FWにレアルが興味? ドルトムントが警戒…“バーゲン価格”から再設定か

ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:Getty Images】
ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:Getty Images】

飛躍を遂げるドルトムントFWハーランド、レアルの動きを警戒とスペイン紙報道

 2019-20シーズンの欧州サッカーで、最も名を挙げたヤングスターと言えばドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドで間違いないだろう。ブンデスリーガ初挑戦でいきなり得点を量産して市場価格が高騰しているが、獲得して数カ月ながらドルトムント側はすでにレアル・マドリードからの興味を懸念しているという。スペイン紙「AS」が報じた。

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 19歳のアタッカーは在籍2年目だったザルツブルクで今シーズン開幕を迎えると、日本代表MF南野拓実や韓国代表FWファン・ヒチャンらと好連係を見せ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でハットトリックなど大活躍。それが評価されて冬の移籍市場でドルトムントに加わると、ブンデスやCLでも得点を量産し続けて一躍スターダムを駆け上がった。

 2000万ユーロ(約23億6000万円)の移籍金での獲得が安く感じるほどの大暴れぶりのなか、同紙は関係者の話として、次の移籍市場でクラブから去ることはないと指摘する。ただし、現状でハーランドの違約金は7500万ユーロ(約88億5000万円)に設定しているものの、2021年1月の移籍市場でレアルを筆頭に手を挙げてくるクラブが出るのではと懸念しているようだ。

 ハーランドについては剛腕代理人のミノ・ライオラ氏が担当している。またドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOとレアルのフロレンティーノ・ペレス会長との関係性が良好とあって、レアルが将来的な獲得競争を半歩リードしていると見る向きが多い。ただわずか1年でハーランドを失うことはチームへの影響が大きいと見ている。

 ドルトムントはこれまでドイツ代表DFマッツ・フンメルス、同MFマリオ・ゲッツェ、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(現バイエルン)らを育成し、高額の移籍金で売却していくシステムを作り上げた。

 ただしハーランドの市場価値は現時点で8000万ユーロ(約94億4000万円)と見られている。当初設定した額からは500万ユーロ(約5億9000万円)のバーゲン価格とも言えるだけに、ドルトムントとしては違約金の引き上げなど早急に対策を打つ必要性があるかもしれない。

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