「ストレスを感じる」 香川、“外出自粛”の苦悩をスペイン紙に吐露「ナーバスな感情を…」

レアル・サラゴサMF香川真司が外出自粛の苦悩を吐露【写真:Getty Images】
レアル・サラゴサMF香川真司が外出自粛の苦悩を吐露【写真:Getty Images】

新型コロナウイルスが蔓延するスペインで“軟禁状態” 「集中を維持するのは難しい」

 現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、リーガ・エスパニョーラを含む欧州全域のリーグが中断している。そうしたなか、今季からスペイン2部サラゴサに加入したMF香川真司が外出自粛の苦悩を吐露したと、スペイン地元紙「El Periódico de Aragón」が報じている。

 2010年に加入したドルトムントで通算6シーズン半を過ごした香川は、昨夏にサラゴサへ移籍。今季序盤はトップ下で主力を務めていたものの、徐々に出場機会が減り、昇格争いを繰り広げるチームの中でベンチを温める日々が増えていった。

 そんななか、現在世界で猛威を振るう新型コロナウイルスがスペインでも感染拡大を見せたため、リーグ戦が中断。長期化する可能性も出てきているが、記事では「家に閉じ込められることは誰にとっても未経験な状況だ。選手たちにとっても先行きが不透明な環境となっている。ましてや、母国から遠く離れて生活を送る香川にとってはそうだ」と綴り、香川のコメントを紹介している。

「今の状況で集中を維持するのは難しいこと。この状況がいつ収束するのか分からないまま、ただただ外出できないままでいるのは、苛立ちやストレスを感じる。その状態を回避するために、毎週、毎日、自分が感じているナーバスな感情を少しでも和らげるためにトレーニングし、不安を減らす動機付けを探して、軟禁に耐えるようにしている」

 また、自宅でのトレーニング以外の過ごし方についても「練習以外の時間は本を読んだり、日本の映画や番組を見たりしています」と語り、SNSでチームメートと連絡を取り続けていると明かしている。スペインでは感染者が10万人を超え、死者も9000人以上となっている。パンデミックにより香川も外出を自粛している環境に身を置いているが、それなりの精神的ストレスも抱えているようだ。

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