ユベントス幹部、トレード主体への移行を提唱 「NBAに近づくことになるだろう」

ユベントスSDのファビオ・パラティッチ氏【写真:Getty Images】
ユベントスSDのファビオ・パラティッチ氏【写真:Getty Images】

新型コロナの影響による経済打撃で移籍市場も規模縮小は必至

 新型コロナウイルス感染拡大により、各国リーグ戦が中断するなどサッカー界にも大きな影響を及ぼしている。期限延長も噂される夏の移籍市場について、ユベントスのスポーツディレクター(SD)を務めるファビオ・パラティッチ氏は米プロバスケットリーグのNBAスタイルを採用すべきと提案している。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じた。

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 試合の中断により、サッカークラブは経済的に大きな打撃を被っている。試合の放映権料やチケット売上などが見込めなくなり、バルセロナなどのビッグクラブでも選手の給与カットが行われている。

 また欧州では例年7月から8月末まで移籍市場が開かれ、新シーズンを前に活発な選手の移籍が実現する時期だが、前述のように経済的な打撃の煽りを受けて移籍マーケット全体が縮小傾向となり、クラブ間での格差が生まれる可能性は高い。さらに移籍市場を7月から来年1月まで長期に拡大する案なども浮上している。

 そうしたなか、ユベントスのSDを務めるパラティッチ氏は、サッカーでもNBAの移籍スタイルを踏襲すべきではと提言。「多くのトレード移籍が行われ、フットボールはNBAに近づくことになるだろう」とコメントしている。

 サッカーでは高額の移籍金を投じて他所からスター選手を獲得することができるため、資金力のあるチームにスター選手が集まる傾向が強い。

 一方、NBAでは所属選手の年俸総額に上限を定めるサラリーキャップ制度があり、シーズン中の移籍は選手同士のトレードが一般的。サッカー界もNBAと同様のシステムに変えることで、クラブごとの格差を最小限に抑えるべきだとパラティッチ氏は考えているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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