EURO延期は英代表に“追い風”? 来夏に「最盛期を迎える可能性がある」とOB指摘

サットン氏が希望する「2021年イングランド代表布陣図」【画像:Football ZONE web】
サットン氏が希望する「2021年イングランド代表布陣図」【画像:Football ZONE web】

元英代表FWサットン氏、他国と平均年齢を比較して優位性に言及

 新型コロナウイルスの世界的大流行により、各国のリーグ戦が一時中断となっている。この事態を受けて、欧州サッカー連盟(UEFA)は今夏に予定されていた欧州選手権(EURO)の開催を1年延期すると決定した。

 かつてセルティックやチェルシーでプレーした元イングランド代表FWクリス・サットン氏は英紙「デイリー・メール」のコラムで、今回の大会延期が若い選手の多いイングランド代表にとっては追い風になるとの見解を示している。

 サットン氏は、「大会の延期により、優勝に向けて不利になる国はどこだろうか? 11月に行われたユーロ2020予選を振り返れば分かる」と述べ、強豪国のスタメンの平均年齢を紹介した。

 前回覇者のポルトガルは28歳58日。エースのFWクリスティアーノ・ロナウドは21年夏には36歳になり、同チームにとっては「間違いなく不利」な要素の一つだとされている。また、スペインは28歳39日、来年には35歳を迎えるFWオリビエ・ジルー擁するフランスは27歳331日。ベルギーは27歳21日で、ドイツ、オランダ、イタリアもそれぞれ26歳台と、20代後半のチームが多かった。

 ところがイングランドは、4-0の完勝を収めたコソボ戦のスタメンの平均年齢が24歳71日と20代前半。故障中のエースFWハリー・ケインも来年であれば万全のコンディションで臨めることが見込まれ、19歳FWカラム・ハドソン=オドイ、20歳MFジェイドン・サンチョ、22歳FWマーカス・ラッシュフォードもあと1年でさらに経験を積んでEUROに挑むことができる。

 サットン氏は「ギャレス・サウスゲイト監督の子どもたちは、2021年夏までに最盛期を迎える可能性がある」と述べている。フレッシュなイングランド代表が来年のEUROで躍動することになるのだろうか。

 サットン氏が21年のEUROで希望するイングランド代表スタメン11人は以下の通り。

GK
ディーン・ヘンダーソン(シェフィールド・ユナイテッド/23歳)

DF
トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/21歳)
ジョー・ゴメス(リバプール/22歳)
ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド/27歳)
ベン・チルウェル(レスター・シティ/23歳)

MF
ジョーダン・ヘンダーソン(リバプール/29歳)
アレックス・オックスレイド=チェンバレン(リバプール/26歳)
ジェームズ・マディソン(レスター・シティ/23歳)

FW
ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ/25歳)
ハリー・ケイン(トッテナム/26歳)
マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド/22歳)

※年齢は2020年3月27日時点

(FOOTBALL ZONE編集部)



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