聖火ランナー辞退のなでしこ川澄、なぜ発表は“今”だったのか? 「上の人に確認済み」
23日午前に辞退発表、ブログで胸中吐露「ガッカリさせてしまうことはしたくなくて…」
アメリカのスカイ・ブルーFCに所属するなでしこジャパン(日本女子サッカー代表)FW川澄奈穂美が東京五輪聖火ランナーを辞退して話題を集めたなか、このタイミングで辞退を発表した理由について自身のブログで明かしている。
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今月26日に始まる予定となっている東京五輪聖火リレーで、福島県にあるJヴィレッジから第1走者となるはずだったのが川澄だ。2011年女子ワールドカップで優勝に貢献した黄金メンバーの1人で、34歳となった今も異国の地でプレーを続けている。
そんな川澄が23日午前に「新型コロナウイルスの影響で、聖火リレー走者を辞退いたします」と自身のツイッターで発表。第1走者ということもあり注目を集めたなか、24日にブログを更新した川澄は「反応の多さに驚いています」と明かした一方、このタイミングで発表した理由についても触れている。
「私としては、『川澄選手が聖火リレー走るなら沿道で応援します!』と言ってくださっているファンの方に、聖火リレーが始まる前に辞退をお伝えしなければと思い発信しました(発信のタイミングについては上の人に確認済み)」
関係者に確認を取り、タイミングを見計らったうえでの“辞退”発信だったことを綴った川澄は、「この数時間のために、スケジュールを調整し、お金を工面し、計画を立てて、みなさんの大切な大切な色んなことを犠牲にして来てくださるわけです!」と言及。「当日行って川澄走りませんって知りガッカリさせてしまうことはしたくなくて、予め伝えようと思いました!!」と記している。
応援者に対する思いを率直に吐露した川澄は、「走らないこと自体ガッカリかもしれませんが、予め知っていた方が諦めがつくというかなんというか、、、」と複雑な胸中も滲ませていた。新型コロナウイルスの影響は、今後も様々な形で余波を生みそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)