U-23代表MF菅原が洗うのは手ではなく? AZの一風変わった手洗い推奨動画に大反響
AZが手洗い推奨動画にU-23日本代表のムードメーカー菅原由勢を起用
世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっており、サッカー界にも大きな影響を与えている。各国でリーグが中断し、自宅待機が相次いでいるなかで、様々なクラブや選手が“ウイルス対策”として手洗いを呼び掛けている。オランダ1部AZアルクマールのU-23日本代表MF菅原由勢は“一風変わった”手洗いを披露している。
菅原は名古屋グランパスの下部組織出身で、ユース所属の高校2年生だった2018年に2種登録。同年の開幕戦となるガンバ大阪戦でJ1史上2位となる17歳7か月27日でデビューを飾り、トップ昇格を果たした。東京五輪世代の主力候補としても期待される19歳は、19年にAZへの移籍が決定。さまざまなポジションでプレーするなど、今季は16試合2得点の活躍を遂げている。
もともと、明るい性格で初めての海外挑戦でもすぐにオランダで馴染んだ菅原。クラブの公式SNSでも、“寿司職人”の格好を披露するなどムードメーカーとしてのキャラクターが光っている。
そんななか、クラブの公式インスタグラムは手洗いを推奨する動画を投稿。菅原が起用されたが、動画では手を洗おうと液体ソープを手に取った後、手ではなくボールをキレイに磨き上げた。平然とピカピカのボールでリフティングを見せた菅原だったが、回し技には失敗……。菅原らしくひょうきんな様子で、最後はサムアップ姿を見せて締めてくくっている。
クラブは「ユキは手を洗っている? ボールを洗っている?」と泣き笑いの絵文字とともに投稿。これに菅原は英語で「これが『サムライ』だ」と返信し、ファンからも「なんて夢のあるヤツ!」「ナイスマンだ、ユキ」「サムライパワーだ」と大きな反響を集めている。
新型コロナウイルスの影響で多大な影響を受けているなか、明るく盛り上げようと海の向こうから東京五輪を目指す“若いサムライ”が奮闘しているようだ。