「何度見ても美しい…」 香川真司の“芸術ループ弾”をブンデス公式が回顧「BVBの伝説」
31歳の誕生日をブンデス公式SNSが祝福、シャルケ戦の伝説のゴール動画を公開
スペイン2部サラゴサのMF香川真司が17日、31歳の誕生日を迎えた。長年にわたって欧州各国リーグや日本代表で活躍してきたアタッカーに対し様々な祝福の声が上がるなか、ドルトムントの一員として通算6年半を戦ったブンデスリーガが、公式SNSで歴史に残るビューティフルゴールを回顧している。
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香川は21歳だった2010年夏に、セレッソ大阪からドイツの強豪ドルトムントに移籍。ユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)に才能を見出されると、主力としてチームのブンデスリーガ連覇に貢献した。12年にその活躍が認められる形でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するも、思うような成績を収められず、2年後の14年夏にドルトムントへ復帰。昨年1月にトルコのベジクタシュへ期限付き移籍するまでの通算6年半にわたって在籍し、ブンデス通算148試合41得点を記録した。
黄色と黒のユニフォームを身にまとい数々の記憶に残るゴールを決めてきたなか、31歳の誕生日を祝福する形でブンデス公式がSNSに投稿したのは、やはりあの芸術的な一撃だった。
2015-16シーズンのリーグ第29節、敵地でのシャルケとの“レヴィア・ダービー”に先発した香川は、0-0で迎えた後半4分に魅せる。香川が中盤で前を向くと、前線に走り込んだMFモリッツ・ライトナーへ縦パス。ライトナーは倒れ込みながらリターンパスをつなぎ、エリア内に走り込んだ香川は相手GKの動きを見極め、ダイレクトでループシュートを放つ。美しい弧を描いた一撃は、そのままゴール左隅へと吸い込まれた。
試合は2-2のドローに終わったが、香川の一撃はクラブ史に残るビューティフル弾として刻まれており、シャルケとのダービーマッチを迎えるたびに何度も回顧されてきた。今回もブンデスリーガ公式ツイッター日本語版は、「このアーチは何度見ても美しい…」との一文を添えてゴール動画を投稿。同公式インスタグラムも「BVBの伝説」と綴って映像を公開すると、コメント欄ではファンから「彼はアメージングな選手」「私たちのレジェンド」といった声が上がっていた。
今季からサラゴサの一員として、憧れの地スペインで戦う香川。リーガ・エスパニョーラ1部昇格に向け、日本人アタッカーの華麗なテクニックや創造性が求められる瞬間が訪れるはずだ。