ボタフォゴ本田、今節出場予定も…会長は“本物のデビュー戦”構想言及 「すべてが落ち着いたら…」
15日バングー戦でのデビューを明言も、無観客での開催が決定
世界で感染が拡大する新型コロナウイルスの影響で、サッカー界でもリーグ戦の中断や無観客試合が相次いでいる。ブラジル1部ボタフォゴの元日本代表MF本田圭佑の“デビュー戦”も無観客試合が決定したが、クラブ会長は「すべてが落ち着いたら本物のデビュー戦を」と、新型コロナウイルスの影響が収束した際の構想を語った。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が報じている。
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Jリーグに代表されるアジア、さらには欧州でも大きな影響が出ているなか、ブラジルでも同様の流れが生まれている。本田はボタフォゴでのデビュー戦となる現地時間15日のバングー・アトレティコ・クルーベ戦に向けて、クラブとしても大々的にチケットの販売を宣伝していたが、無観客での開催が決定した。
加入からデビュー戦を心待ちにしていたボタフォゴのファン、さらにはデビュー戦として満員のスタジアムを期待していたクラブにとっても、今回の無観客試合は厳しいものとなった。そんななか、ボタフォゴのネルソン・ムファレジ会長は無観客ではない“本物のデビュー”を後々セッティングしたいという意思を明かしている。
「(無観客試合は)とても申し訳ないが、新型コロナウイルスによる問題は世界的なものであるということを理解する必要がある。本田はデビューする。しかし、私は神に誓うよ。(新型コロナウイルスに関係する)すべてが落ち着いたら、ボタフォゴのファンが集まったスタジアムで、本田の本物のデビュー戦を行うつもりだ」
バングー戦に向けて本田の出場を約束し、多くのチケットが販売されていたが、現在はその払い戻しの作業中にあるボタフォゴ。不本意かつ不可避な形で無観客でのデビュー戦となる本田だが、クラブ会長の意向さえ変わらなければ、新型コロナウイルスの問題が収束した際にもう一度、“本物のデビュー戦”として盛り上がる機会が設けられることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)