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PSV、元ザルツブルク監督のシュミット氏が来季の新指揮官に就任 堂安の起用法にも注目
レバークーゼンやザルツブルクの監督を歴任したドイツ人指揮官
日本代表MF堂安律が所属するオランダ1部PSVは11日、来季からドイツ人ロジャー・シュミット氏が新指揮官に就任すると発表した。かつてオーストリアの強豪ザルツブルクや母国のレバークーゼンなどで指揮を執り、昨夏まで中国1部北京国安を率いていた。2年契約で現在監督を務めるエルネスト・ファベル氏は、もともと務めていた同クラブのアカデミーダイレクターに復帰する。
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PSVが来季からの新指揮官就任を発表した。シュミット氏は2004年に指導者をはじめ、11年にはパーダーボルン、12年にはザルツブルクの監督を歴任。14年から17年まではレバークーゼンを率い、17年夏から中国へ渡った。経験豊富なシュミット氏は、「最初からPSVとは良いフィーリングがあった」と言い、「もちろん、強豪クラブであることは知っていたが、具体的な知識がなかった。多くの会話を重ねるうちにPSVのビジョンが私と合っていることが分かった」と、就任した理由を説明した。
PSVは昨年12月16日に成績不振からマルク・ファン・ボメル監督を解任し、ファベル氏が暫定監督を務めることを発表。ファベル氏は2018年からPSVのアカデミーダイレクターを歴任し、16年から18年まではフローニンゲンを率いていた。17年夏にガンバ大阪からフローニンゲンへ移籍した堂安にとっては、“恩師”が再び就任することとなった。
だが、堂安は今年に入ってから先発を務めたのが8日に行われた第26節の古巣フローニンゲン戦(1-0)のみ。恩師が就任したにもかかわらず、8試合ぶりの先発で厳しい状況に立たされていた。オランダ地元紙「テレグラフ」のインタビューには「もともと僕のことを知っている監督だったので、監督の交代はポジティブな結果をもたらすかもしれないと思った。だが、想像していたようにはいかなかった」と吐露していた。
現在、26試合を終えてリーグ14勝7分5敗の4位につけるPSV。首位アヤックスとは勝ち点7差となっている。さらなるステップアップを目指している来季の堂安の起用法にも注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)