物議を醸すC・ロナウドの相手DFへの”蹴り” 今季5度目の蛮行に批判高まる

前節のヒホン戦でも暴力行為が問題に

 スーパースターのピッチ上での暴力行為はスペインで問題化している。ロナウドは17日の第20節スポルティング・ヒホン戦(5-1)で2得点の活躍を見せたが、その一方でMFナチョ・カセスに対して暴力行為を犯していた。

 後半7分。ゴールまで約40メートルの地点でパスを受けたロナウドはFWカリム・ベンゼマへ縦パスを入れ、リターンを受けようと前方へダッシュ。そこへヒホンMFナチョ・カセスが体を入れてロナウドの進路をブロックした。するとロナウドはカセスと衝突した後、明らかに故意に右足を振り上げ、背後から右太ももの辺りに蹴りを見舞っていた。

 プレーとは直接関係ない部分での蛮行にカセスは激怒し、ロナウドに詰め寄った。蹴られた太ももの跡を主審に見せながら、必死のアピールをしたが、カードは出されなかった。スペイン地元紙も「ロナウドの荒々しい蛮行に罰則なし」と特集していた。

 ロナウドの暴力行為は今季だけで5度目となった。バルセロナとのエル・クラシコでDFダニエウ・アウベスに肘打ちを見舞ったのをはじめ、ラス・パルマス戦でDFダビド・シモンに、セビージャ戦ではMFグジェゴシュ・クリホビアクに対しても同様に危険なプレーをしていた。

 30歳を過ぎたスーパースターだが、目を覆うような蛮行が目立つ。マドリスタのみならず、世界中のサッカー少年のアイドルだけに気性の荒さは改善する必要がありそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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