なでしこJ、完敗の課題を選手が指摘 岩渕「スペインのサッカーが理想」、山下「W杯が生かされていない」

日本代表MF岩渕真奈(左)とGK山下杏也加がコメント【写真:Getty Images】
日本代表MF岩渕真奈(左)とGK山下杏也加がコメント【写真:Getty Images】

岩渕の技ありボレーで同点に追いつくも、ビルドアップの部分で違いを見せつけられる

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間5日、アメリカで開催されている国際大会シービリーブス・カップ初戦でスペインと対戦し、1-3で敗れた。攻守の主力、FW岩渕真奈とGK山下杏也加は、ビルドアップに対する課題を振り返った。

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 日本は前半の立ち上がり4分に失点したものの、同44分に岩渕が芸術的なスライディングボレーで同点弾。しかし、後半に2失点して敗れた。スペインのハイプレスに苦しみ、特に相手の2点目は自陣から細かくつなごうとしたパスを奪われたもの。このビルドアップの部分に両者は言及した。

 岩渕は「完敗だし、技術の部分でも日本の長所が一切出ずに相手に上回られた。自分たちがボールを収めるのもそうだけど、ビルドアップから共通意識を持って、立ち位置などもそうですけど。今日スペインがやっていたサッカーが理想。しっかりと立て直したい」と、最終ラインから前線へ向けて安定感のあるパスワークを見せたスペインとの差を話した。

 また、山下も「前半、相手の最初の勢いのまま失点したことで苦しくなった。ボールを取ってもすぐに失った。ビルドアップは相手が上。やりたいサッカーは相手がやっていたものだった。ビルドアップがまったくできていなかった」と、スペインに自分たちのやりたいサッカーをされてしまったと振り返る。

 山下は昨年にベスト16で敗退した女子ワールドカップ・フランス大会を挙げて、「ワールドカップで学んだことが生かされていなかった。後ろがこうなると、このような試合になってしまう。まずは後ろからのビルドアップを安定させるところから始めたい」と、対戦国が日本のビルドアップに高い位置からプレスを掛けてくる展開を打開できない課題は変化していないことを指摘した。

 日本はこの遠征ではスペイン戦を含めて3試合を予定し、次戦は中2日でイングランドと対戦。短期間のなかでチームとしてどれだけの上積みを図れるのか。あるいは、違ったメンバーが起用されて試合内容に変化をつけることができるのかも注目ポイントになりそうだ。

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