ジダン監督、バルサ撃破弾の俊英ヴィニシウスを称賛 「ボールを持った時だけでなく…」
「ディフェンスに関してもよくやった」とヴィニシウスの貢献を称える
レアル・マドリードは現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節、バルセロナとの「エル・クラシコ」を2-0で制し、宿敵バルサから首位を奪回した。値千金の働きを見せたのはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールだ。勝ち点をもたらす決勝点となる先制ゴールを挙げた若き俊英に、ジネディーヌ・ジダン監督も喝采を送っている。
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勝ち点2差で迎えたクラシコでヒーローになったのは、19歳233日のヴィニシウスだった。後半27分、ドイツ代表MFトニ・クロースのパスを相手陣内左サイド高い位置で受けると、躊躇することなく突破。放ったシュートがブロックに入った元スペイン代表DFジェラール・ピケの足に当たると、ドイツ代表GKマルク・テア=シュテーゲンが守るゴールマウスのニアサイドを破り、貴重な先制ゴールをゲットした
この一撃は相手エースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを上回り、21世紀におけるクラシコ史上最年少ゴールという“おまけ”つき。この一撃で勢いに乗ったレアルは後半アディショナルタイム、この日今季リーガ初出場のドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスがダメ押し点を決め、勝ち点3をもぎ取った。
「とてもいい気分だ。前半こそやや難しく、均衡した試合になったが、後半はとても良かった」
スペイン紙「マルカ」によるとジダン監督はこのように会心の一戦を振り返っている。バルサのビルドアップを封じたプレッシングに手ごたえをつかむとともに、触れたのはヴィニシウスの躍動についてだ。
「嬉しいよ。重要な対戦相手から奪った重要なゴールだ。ヴィニシウスはボールを持った時だけでなく、ディフェンスに関してもよくやった。まずはしっかりと守備をこなし、連係してプレーしないといけないからね」
チーム戦術の中で自らの良さを生かしたことを評価している。試合前には今シーズン絶望となったベルギー代表MFエデン・アザールの代わりに、ヴィニシウスをキーマンとして指名していたジダン監督。その若武者が結果を残したことは、ジダン監督にとっても大きな収穫となったはずだ。