バイエルンMFニャブリ、“ロンドンキラー”ぶりに海外称賛 「失敗作だったのがスターに」
CLチェルシー戦で2得点を挙げ、ロンドン開催の2試合で計6ゴールの荒稼ぎ
バイエルンのドイツ代表MFセルジュ・ニャブリは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の敵地第1戦でチェルシー相手に2得点をマークし、勝利に貢献した。かつての本拠地ロンドンで「失敗作」から「スター」へとのし上がっている24歳を英メディアも称賛している。
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ドイツ生まれのニャブリは、2012年にアーセナルでプロデビューを果たした。その後、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへの期限付き移籍を経て、ブレーメンで母国ドイツに復帰。17年にはバイエルンに引き抜かれ、ホッフェンハイムへのローン移籍などで経験を積みながら成長を続けていた。
今季ブンデスリーガでも21試合10得点と活躍しているニャブリは25日のCLチェルシー戦で2得点を決め、3-0の勝利に貢献した。CLではグループステージ第2節の敵地トッテナム戦(7-2)以来の得点となったが、この試合でニャブリは1試合4得点と大暴れ。チェルシー戦と合わせてロンドン開催の2試合で計6得点を叩き出している。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」では「アーセナルとウェストブロムで失敗作だったのが、バイエルン・ミュンヘンではチャンピオンズリーグのスターに」とニャブリの活躍を報じている。かつて所属したプレミアリーグでは十分なインパクトを残せなかったが、ドイツ移籍で急激な成長を遂げたことに驚きを隠せないようだ。
英公共放送「BBC」も2試合で6得点と“ロンドンキラー”ぶりを発揮しているニャブリについて「アメージングな記録を残した」と称賛。今季プレミアリーグとCLの両方を合わせても、ロンドンでニャブリよりも得点を決めているのはトッテナムのFWハリー・ケイン(13)、アーセナルのFWピエール=エメリク・オーバメヤンとトッテナムのFWソン・フンミン(ともに10)、チェルシーのFWタミー・アイブラハム(7)のわずか4人のみだという。
かつてイングランドでは辛酸をなめたニャブリは過去の鬱憤を晴らすようにロンドンの地で躍動している。
(FOOTBALL ZONE編集部)