神戸、J開幕戦で横浜FCと1-1ドロー 古橋が4戦連続弾も…公式戦連勝は「8」でストップ
昇格組に先制点を許し苦戦、終盤に猛攻も勝ち越せず
ヴィッセル神戸は23日、J1リーグ開幕戦で昇格組の横浜FCと対戦し、守備を固める相手に苦戦しホームで1-1と引き分け。昨季からの公式戦連勝は「8」でストップした。
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今季の神戸は、天皇杯王者として臨んだ2月8日の富士ゼロックス・スーパーカップでPK戦の末に勝利を収めると、初参戦のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を含めて公式戦3連勝中と絶好のスタートを切った。昨季から通算で公式戦8連勝と快進撃を続けるなか、本拠地ノエビアスタジアム神戸にJ2からの昇格組である横浜FCを迎えた。
19日のACL水原三星戦(1-0)のアウェー遠征から、中3日でこの一戦に臨んだ神戸。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタもスタメンに名を連ね、序盤から主導権を握るものの、決定的なチャンスをなかなか作れない。すると前半24分、横浜FCのDF志知孝明に右サイドを破られクロスを送られると、ゴール前のこぼれ球を走り込んだMF瀬古樹にグラウンダーのシュートで叩き込まれ、先制点を許した。
1点を追う展開となり、守備を固める相手を思うように崩せずにいると、神戸のトルステン・フィンク監督が動く。後半12分にベンチスタートとなっていたFWドウグラス、FW小川慶治朗を“二枚替え”で同時投入。ボール支配を高めながら圧力をかけていくと、同20分にはイニエスタが強烈なミドルシュートを放つが、これはクロスバーを直撃した。
同21分には横浜FCにカウンターを仕掛けられ、あわや失点というシーンも作られたが、その後もほぼハーフコートゲームに。徐々に嫌な空気が漂い始めたが、同30分に波状攻撃から待望の同点ゴールが生まれる。MFセルジ・サンペールの絶妙なスルーパスにFW古橋亨梧が反応し、ゴールに流し込んだ。これで古橋は、富士ゼロックス杯から公式戦4試合連続ゴールとなった。
その後、同33分にはドウグラスが抜け出しGKと1対1の場面を迎えるも決めきれず。さらに同38分にもイニエスタが圧巻の個人技で敵陣を切り裂くも、ドウグラスのシュートは枠を捉えられなかった。
試合はそのまま1-1で終了。好調のなかで迎えたJリーグ開幕戦だったが、昇格組を相手にホームで白星を奪えなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)