元バルサFWマルコム、古巣の問題点を指摘「メッシのクオリティーの高さで問題が…」
1年でバルサを退団したマルコムが言及「レオは世界最高の選手で、何度も助けてきた」
スペインの名門バルセロナからロシア1部ゼニト・サンクトペテルブルクに移籍したブラジル代表FWマルコムが、スペイン紙「マルカ」の独占インタビューに応じた。「アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのクオリティーの高さにより、クラブの問題が隠れていると思うか?」との質問に、「イエス」と回答している。
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マルコムはフランス1部ボルドーで頭角を現わし、昨夏にバルセロナへ移籍。当時、ボルドーが先にローマ移籍に合意しながらも、より好条件を提示したバルセロナ移籍に乗り換えたことから、ローマが法的措置の検討を表明するなど、大きな問題に発展した。ただ、結果的にわずか1年で出場機会を求めてゼニトに移籍をしたのだった。
バルセロナ在籍は1年だったが、「ピッチの上ではすべてを捧げた」と話すマルコムは、「僕は自分の夢を叶えた。チャンピオンズリーグでもプレーしたし、レアル・マドリードとのクラシコでゴールも決めた。穏やかに退団を迎えた。なぜなら、僕はいい仕事をしたからね」と当時を振り返る。
バルセロナはメッシによるエリック・アビダルSD(スポーツ・ディレクター)批判などで議論の的となっているが、マルコムは「素晴らしい選手たちを擁している。バルセロナでは、加わる選手がいて、去る選手がいて、そして残る選手がいる。どんなメンバーであろうと関係ない。バルセロナはあまり変化しないし、システムも大きく変えずに、常に素晴らしいクラブであり続ける」とコメントした。
そして、「メッシのクオリティーの高さによりクラブの問題が隠れていると思うか?」と質問されると、「イエスだ。一部の選手はそう」と回答している。
「でもレオだけでなく、(ルイス・)スアレス、(アントワーヌ・)グリーズマン、(イヴァン・)ラキティッチ、(フレンキー・)デ・ヨング、アルトゥール(・メロ)、(アルトゥーロ・)ビダル……多くの他の選手もそうだ。レオだけじゃなくて、チーム全体。レオは世界最高の選手で、時にクレイジーなことをしながら、バルセロナを何度も助けてきた。だからバルセロナのことを話す時には皆レオのことを話す。彼のやることすべてを考えれば、当たり前のことだ」
メッシの規格外の影響力をマルコムは認めつつ、チーム全体のレベルが高いゆえに時にクラブの問題が隠れていると見解を述べていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)