C・ロナウド、10戦連発中も“激昂”でサポーター挨拶なし 「怒っている…」

ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

ヴェローナ戦でリーグ戦10試合連続ゴールを達成も逆転負け

 イタリア王者ユベントスは現地時間8日、敵地で行われたセリエA第23節エラス・ヴェローナ戦で1-2の逆転負けを喫した。この試合でリーグ戦10試合連続となるゴールを決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだったが、イタリア地元紙「トゥット・スポルト」は同選手が”激昂”しているとしている。スペイン紙「AS」が報じた。

 ロナウドが輝きを放ったのは、0-0で迎えた後半20分だった。自陣中央でクリアボールを拾ったアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが巧みなボールキープを見せると、左サイドのロナウドへパス。ロナウドは背後に迫った相手DFアミル・ラフマニをブロックしながら中央に切り返すと、素早くドリブルを開始する。ハーフウェーライン手前で中央にいたウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールにボールを渡すと、敵陣のスペースへ向かってさらに加速。その動きを見たベンタンクールがワンタッチで浮き球のスルーパスを送ると、ロナウドは並走するラフマニに走り勝ちボールをキープ。ペナルティーエリア手前からラフマニとの1対1を演じ、タイミングを見計らって右足を振り抜くと、グラウンダーの一撃がゴール左隅に吸い込まれた。

 ロナウドは2019年12月1日に行われた第14節サッスオーロ戦(2-2)から連続ゴールを続けており、これでセリエA「10試合連続ゴール」を達成。そのうち2ゴールが3試合、ハットトリックの試合も1つと個人としては素晴らしいパフォーマンスを見せているが、チームとしては6勝3敗1分けと、毎回白星とはなっていない。

 ロナウドもヴェローナ戦後に、「私たちの求めていた結果ではない。自分たちの目標を達成するために、ハードワークし続けなければならない」とコメント。チームメイトのポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーは、ロナウドについて「彼は私たちと同じくらい怒っている。このような試合で負けるのはいいことではない。彼はゴールを決め、私たちが勝つためにできることすべてを尽くしているにもかかわらず、いい結果が出せていない」と話していた。

 「トゥット・スポルト」は10日の一面で、「クリスティアーノ・ロナウドが激昂」との見出しを打ち出し、ロナウドがヴェローナ戦後にファンに挨拶をしなかったと報道。スタンドへ行くのを拒み、近づいてきたサポーターとの写真も断ったとのことで、「彼の失望感は明確だった」と伝えた。個人としては結果を出しているロナウドだが、チームを勝利に導くことができるだろうか。

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